天馬あなたの血の中にはたしかに私の血が流れている。
だが私が血の力を解放しない限り
鬼化は出来ないようにしたはずだ。
なのに、、、
自分で血の力を解放したのか、?
人間にそのようなことができるわけが無い。
いや、天馬あなたは御子柴杏華の意志を継ぐ者だ。
血の力を自力で解放することは十分有り得る。
私の計算ミスか、、、。
だが、
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善逸side
ズババババ!!!!!!!!!!!!!!!!
ズガガガガガガガ!!!!!!!!
ザンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ババッ!!!!!!!
俺達の声はまるで聞こえていない。
音も気配もあなたではなくなってしまった。
目は赤くなり、瞳孔が縦長になっている。
あなたは鬼化してしまった。
ザンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ドドンッ!!!!!!!!
ズァアッ!!!!!!!!
5匹の木竜が一斉にあなたに飛びついた。
バッ!!!!!!!!
ガッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
木竜にっ、噛まれたっ!!!!!!!!
ブシュッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!
あなたの血が吹き出す。
酷い怪我を負ったのに、
あなたは顔色一つ変えず木竜を斬り捨てた。
ザンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!
トッ、、、
あなたが地面に降りてきた。
フラッ、、、
ボタタッ、、、
鬼なのに怪我の回復が遅い、、、
また完全に鬼化してないのか、?
あなたの傷は再生しようとはしているものの
無数にできた傷はとても痛々しかった。
このまま戦わせたらあなたがあなたじゃなくなるっ、
何とかしないとっ、、、
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!