あなたside
あなた!!!!!!_______________
あなた!!!!!!!!!!!!_______________
私の名前を呼ぶ、大好きな声、、、
あなた_______________
その一言だけだけを、ずっと、
ずっと待っていた。
善逸、記憶が戻ったんだね、、、。
ポロポロッ、、、
嬉しくて、自然と涙がでた。
戻れたんだ、、、自我を、、、取り戻せたっ、、、
その時だった。
ドクンッ!!!!
『鬼殺隊を殺せ。』
頭に響く嫌な声。
あ、れ、?
口が、、、動かない。
それどころか顔も動かすことが出来ない。
『殺せ!!!!!!』
ズババッ!!!!!!!!!!!!
気づくと私は、、、
善逸達を傷つけていた。
なんで、、、どうして、、、?
体が、、、体が言うことを聞いてくれない。
口も開かない、、、声も出ない。
違うの。善逸っ、、、
私、ちゃんと意思はあるっ、、、
でも、体が言うことを聞いてくれないのっ、、、
もう、もうこれ以上みんなを傷つけたくないよっ、、、
カナヲっ、、、
『何をしている。殺せ。』
『早く殺せ。』
ビュッ!!!!!!
自分の意思関係なく善逸達に攻撃してしまう。
やだっ、、、みんなっ、、、
嫌だよっ、、、
私のせいでどんどんみんなが傷ついていくっ、、、
大丈夫よ。_______________
お前なら絶対出来る。_______________
この声、、、
お母さんと、お父さんっ、、、
あなたに出来ないことなんてないんだから。__________
お母さんっ、、、私っ、もう諦めない。
よし。それでこそ俺達の娘だ。_______________
頑張れ_______________
『早く殺せ。』
『もう諦めろ。』
『私の支配が外れない限り
お前は自分の意思で体を動かせない。』
『お前は鬼になるべくして生まれてきた。』
『そういう運命だったのだ。』
『受け入れろ。そして完全な鬼になれ。』
『寿命を捨て、情を捨て、人間であることを捨てろ』
私の声は無限城の隅から隅まで響き渡った。
スウッ、、、
急に体が楽になり、力が抜けた。
グラッ、
体勢を崩す。
ドッ!!!!!!
4人に支えられた後、善逸が優しく抱えてくれた。
ポロポロッ、、、
悔しさと罪悪感で涙が止まらない。
ギュッ、、、
善逸に、抱きしめられた。
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👺安定に終わるところおかしすぎて😂😂
今回も長くなってしまったっ、、、
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。