チェヨン「え、自首…?」
私の言葉にチェヨンは
大きな目を更に大きくさせて驚いている。
あなた「うん。」
チェヨン「それってただ泥棒辞めるわけじゃなくて3人とも刑務所に入るってこと…?」
あなた「うん…。」
チェヨン「ちょ、ちょっと待って…!本気で言ってる…?」
あなた「うん。」
私はチェヨンの言葉に何度も頷いた。
チラッとミナの方を見ると
案外冷静な表情で私の方を見ている。
ミナ「ツウィさんに全部話さなきゃいけないのよ?それだけじゃない。例えば今まで関わってきた人、結婚式で会ったモモさんとか学校で会ったジヒョ先生やサナちゃん、遊園地で会ったナヨンちゃんやダヒョンちゃんも悲しませるかもしれないんだよ?旅館で会ったジョンヨンもびっくりするだろうし。」
あなた「それでも私がのうのうと罰も受けずに暮らせるなんておかしいと思うから。それは覚悟してる…。」
ほんとは怖くてたまらないし手も震えている。
だけどこれがしてしまったことの罰だ。
私は3人でずっと一緒にいるため、
ツウィに謝るためにも自首する。
これが私の出した結論だった。
ミナ「あなたの意見が硬いのはよく分かった…。」
チェヨン「私にも伝わったよ。」
あなた「うん…。」
ミナ「実はダヒョンちゃんを探してる時にチェヨンと話したことがあるんだ。」
と言いながらミナは話し始めた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。