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第11話

ドキドキッ!?校舎で3人だけの秘め事!
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2019/05/20 12:18

「ボクさー!つぎのあいてはあのてんこーせーがいいなー!」

「えっ!まだやるんですか…?そろそろ怒られちゃいますよ…センパイは次退学かも知れませんし…」

「ボクに口答えするなんていい度胸してるよね!!」

「僕はセンパイのことを心配して…っ!」

「五月蝿いなぁ…四の五の言わずに協力してよ、ね?可愛い後輩くん?」


「……はい、センパイ」

















































ま「で、調子はどうよ」

ゆ「うっ………き、聞いてよまおえもーん!!」

ま「うわっ、語呂悪っ!」

ゆ「そこに触れて欲しいわけじゃないんだけど…」
あの所有印が跡形も無く消えてしまうほどの月日が経った、あれ以来葉織さんと全くではないが、必要最低限以上の話をすることは無くなった
あの事はないものには出来ず、まだ自分の中でズルズルと引きずっている
ゆ「引きずってるのも俺だけなのかな…」

ま「あー…そう思うのも早いってことは教えてやるよ」

ゆ「えっ…」

ま「じゃーな」

ゆ「ちょっ!待ってよ!!!もっと詳しく聞かせてよ!!!」

ま「ちょ!追いかけてくんな!」


























(葉織side)
い「あー、はおたんだやっほー」

は「……なんの真似ですか?」

い「いやいや、からかって見ただけ。まぁいまはやめといた方が良かったかもね、前失礼するね」

は「いまどれだけ俺が窮地にいるか分かってないだろ」

い「いやだなー、分かってるよそんなこと。小学校からの付き合いじゃんかー」

は「はぁ…あんまりからかわないで貰えるかな?すっごい殴りたくなる」

い「酷い冗談だなー、それで?愛しの柚子君とはどうなの?」

は「気安く柚子君とか言わないでくれる?…まぁまぁかな…………」

い「もうあれから結構経ってるのにまぁまぁなの?突っ込んだ勢いはどうしちゃったの?」

は「う、うるさいなぁ!公共の場じゃないとはいえそういう言葉は使わないでくれる!?」

い「はぁーーーー…出会った時からそうだけどさ、あの子のことしか考えてないんだから少しは分からないの?」

は「そんなの、分かるわけないじゃん…僕の中の柚子君は小さい子供のまま止まってるんだから」

い「あっそ、完璧人間の名が廃らないよう頑張ってねー」

は「茶化しに来ただけかよ…」

い「あっ、そうそう!あの子最近は上級生に目をつけられてるっぽいよー」

は「……は?」

い「おー怖い怖い、頑張れセコム!」























































(柚子side)
ゆ「はぁーーーーーーーー…真央足速すぎ…いや、俺が遅いだけ?どうしよ、こんな馬鹿でかい学校の中で迷子になったら死ぬ…」

「君どうしたの?」

ゆ「……………………………………………………」

「ちょちょ!君のことだよ、直樹柚子君」

ゆ「なんで俺の名前を…」

「お、大人しくついてきた方が身のためだと思うよ?ほら、あの綺麗な顔したピンク髪の…そうそう、佐藤さんとかいいなー!なーーんて…うわぁっ!?ちょ、喧嘩出来るとか聞いてない……」

ゆ「いまなんつった?もう1回言ってみろ変態野郎」

「まぁまぁ落ち着いてよ、ほら、平和的解決が1番でしょう?着いてきてくれれば何もしないからさ、ね?」

ゆ「………………………………間違ってるよ先輩。1番平和なのは先輩をここで殺しちゃうことだよ」

「えっ!ちょ、たんまたんま!!まっ…」

拳を振り上げた瞬間、頭に強い衝撃が走った

ゆ「あ"っ!?!!!」

「冗談きついよ…センパイ……」

「ははは、ごめんごめん。ボクもよそーがいだったよー!…さてと、ユズくん?一緒に来ようか!!」

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