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第2話

事件発生
7
2018/05/25 23:57
あなた

じゃあ、一緒にして早く終わらせましょう

1年生の子
いいですか?!
本当にすみません💦
喋らないのは緊張するといい話しかけてくれた。話していくうちに意気投合して、いつの間にか集計は終わっていた。
あなた

よし!終わったね〜お疲れ様

1年生の子
こちらこそなんで!
ニコッと笑うと八重歯が出るその子とはもう会うことは無いだろうと思った。
〜 翌日 〜
先生
あなたさん、3年生の教室にこれを届けてくれませんか?
そう言って渡されたのは、プリント類だった。生徒会に入っているというだけでよく頼まれることだ。何度もし慣れている。
あなた

分かりました。

廊下を進んでいくと3年生の教室が見えた。
中々重たいプリント類を持ちながら、歩いているとこちらに向かい走ってくる先輩がいる。
危ないと思い、避けようとしたが足が絡まり先輩が来ると共に倒れてしまった。近くにあった植木鉢が落ちてくるのが分かった
先輩 B
俺のせいで…
大丈夫なんですか??
先生
君はもういいから戻りなさい。
先輩 B
でも…
先生
いいから
そんな会話が聞こえてくる。
先輩には申し訳ないと思う。私の不注意で…
1年生の子
起きました!先生!
先生
あなたさん、体調はどうですか?
身体が思うように動かない。
頭を強打したのか分からないが、動かないことを伝えた。
先生
取り敢えず病院に行くから車に乗せます。結果はその後ですね。
あなた

そうですね、

先輩は申し訳なさそうな顔でこちらを見ていた。
病院では色々な検査をした。どこが痛いのか、口は動くのか、そんなところ。検査の結果は、後頭部を強打しているらしく、しばらく入院だそうだ。
先生
そうですか、わかりました。
あなたさんのお母さんには
こちらから連絡しときます。
~ 数時間後 〜

私はドアを叩かれる音で目が覚めた。
待っていると、先輩と1年生の子がいた。
先輩 B
ごめんな。俺のせいで入院なんて
あなた

そんな!私の不注意なんで!

1年生の子
僕、昨日手伝ってもらったのにまだ何もしてなくて…。また来ます。
あなた

何もしなくていいんだよ!
あれは、私の仕事だから!

でも…
と2人は言っていたが、こちらが申し訳ないので帰ってもらうことにした。

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