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第1話

暗闇の中
12
2018/05/25 23:38
先生
またですか、あなたさん。
そう言われるのは今週に入って3度目。
1年生の頃は、不安もあったが何より楽しみな方が勝っていた。
でも、慣れない環境の中で生活するのは何とも難しい。覚える事も沢山ある。頑張って入った生徒会ですら今では辞めたいと思っている。
あなた

ごめんなさい、気をつけます。

この言葉を何回繰り返せばいいのだろうか。
部活でも、生徒会でも常に上がいる。登っても登っても追いつかない才能にうんざりするほど
先生
生徒会も忙しいとは思いますが、日頃の生活が出来てないと生徒会もできませんよ?
あなた

はい、分かってます。

友達
あなた〜!!部活いこー!
あなた

ごめん!!生徒会の仕事があってさ💦
先にいいよ!

友達
そっか!分かった!!
と言いながらも最近あなた付き合い悪いよねと言う声が聞こえてくる。先生から心配され、友達には見放され。終わったなと思っている時だった
先輩 A
あなたちゃん、1年生のアンケート回収お願いしてもらってもいいかな?1クラスだけ出てなくて💦
あなた

分かりました!行ってきます!

階段を降り、アンケートを回収する為ドアを開ける。
トントン…ガラガラ…
あなた

集計できましたか?

1年生の子
すみません💦
まだ、出来てなくて…
どこに持って行けばいいですか?
この時、私は暗闇の中から光を見つけた気がした。

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