なんで...
なんで、斬れないの...
もう、炭治郎にも、鱗滝さんにも会っていない。
こんな事を思っていると
後ろから気配を感じた。
?『.........』
だ、誰...?
?『.........』
この気配…………鬼なの????
さっきまでむすぅ、と後ろを向いていた人はゆっくりと振り返り、
顔を見せ、名前を名乗る。
?『黒死牟だ...』
目が...六つも...
はぁ...なるほどね...!!
ん.......
目が...六つ??
六...
Roku...
私は後退りをする。
スススススススッ (^ω^;);););)
沈黙が続く...
サァーッ 【⠀とりあえず、黒死牟さんに飛びつく
スッ【⠀黒死牟さんが避ける
怖い.......
今度はこっちから...!
スッ【⠀また黒死牟さんが避ける
シュッ【⠀黒死牟さんが飛びかかってくる
ドンッ【⠀あなたが攻撃をくらう
これでも、手加減をしてくれているのだろう...
サッ 【⠀あなたはくるっと一回転をし、綺麗に避ける
って、思ったんだけどさ...
うん...
なんかね...
すっと、口に出たのがこれなのよね...うん...
よく見てみると、岩が真横に斬れていた
?『て...あれっ?...女の子...?大丈夫...?』
ここで、私の記憶は途切れた。
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!