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第1話

神遊び
145
2021/07/04 04:59
鶴丸(来夢くん)
詩とは人々がその想いをよろずのことの葉に託したもの
詩に託された想いはときに人をあやめるならざるもの
神々の心おも動かすという
花の香に昔を懐かしみ
鳥のさえずりに耳をすまし
風に散る草葉のたもとを濡らし
月傾く雪の朝が春も思う
この世にいきとしいけるもの
いずれか詩を読まざりける
人も神も鬼も妖もそして

我らも
さあうたえさああそべ
セリフ↑
〜神遊び〜♪

いかばかりよきかざしてかあまてるよ
ひるめのかみをしばし留めんしばし留めん

いきりひをこし
いみびたやすことなかれ
筆を持て
炙り出される本性
歌を綴れ
さらけだされる欲望
描き出されるは決められた想い
筆を持て
脅かせる筒状
歌を綴れ
超えてはならぬ一線
かがゆび濡れて神々のかげおどる
覚悟はあるか
覚悟はあるか
神々に捧げる詩
かわされる詩
さあ決めよう
うたいきそい
みだれまううたへ
歌歌う
さくらさく
おとをおう〜
左に
右に
青に
赤に
かみのまに
まに
花をめて
風をまて
鳥はつらう
左に
右に
青に
赤に
かみのままに
まに
神遊び
あなたと
歌合〜

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