私が会社に着くと何やら騒がしい。
私が担当している芸能部門はいつもと変わらないが隣の事件等を扱う報道部門の人達が何か揉めている。
私は何が起きているのか、隣の同僚に聞いてみると、どうやら昨夜の出来事を報道するなと言われ口論になっているらしい。
耳を済まして見ると上司は上からの命令だの一点張りで他の社員の言う事に全く聞く耳を持たない感じだ
その態度に私も何だか腹が立って来て私もその上司に食ってかかった。
案の定部署の違う私に「お前は関係無いだろ」と言われたが無視してジャーナリズムが何たるかを話した。
「半人前のお前に言われたくないは」とドヤされたが私は食い下がらなかった。
「そんなに調べたいなら辞表を出して調べろ」と言われ私は感情のままにその日の内に辞表を出して退社した。
今思えばかなり思い切った事をしたなと思う。
それにしても今回は上からの圧力が強い。
度々こう言う事があるが何時もなら表現の自由を理由に突っぱねてたのに。
あの映像には余程映ってはいけない物が映っていたのだろうか?
この時の私はまだ何も分かってなかったんだ。
彼女達に会うまでは・・・。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。