宇隨さんはそのまま帰って行った。
宇隨さんの言った言葉が何度も脳内を駆け巡る。
後悔したかったわけじゃない。ただ、僕はあなたの幸せを...じゃなくて結局怖かった。
冨岡義勇
戻った。
僕
お疲れ様です。
冨岡義勇
朝比奈あなたは、かなり傷ついているようだった。
そうだよね...不死川さんが亡くなったんだもん。
冨岡義勇
だが、あいつは泣いていなかった。
冨岡義勇
あんなに泣き虫だったあいつが人前で泣かなくなったのはいつからか、わかるか?
僕
さぁ、僕には。
冨岡義勇
お前が朝比奈の前から姿を消してからだ。
冨岡義勇
それだけお前は、あいつの中で大きな存在なんだろうな。
僕があなたの中で大きな存在...?
冨岡義勇
明日10時、あなたは甘味処に行くらしい。
僕
そうですか。
冨岡義勇
1人でな。
1人...ならもう一度話すくらい...。
冨岡義勇
不死川の訃報の通り、俺らは多分長くない。
冨岡義勇
場合によってはこれが最期の機会かもしれないんだ。
僕
...。
会いたい。僕の心は決まっている。
会って謝る。
会って伝える。
僕の気持ちを...。
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第156話 155話
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!