第114話

113話
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2021/03/07 14:00



あれから2年が過ぎた。私は16歳、師範は23歳、カナヲは18歳になった。

























不死川 実弥
不死川 実弥
おいあなた!鼠捕まえてきたぞォ
ありがとう師範!!
栗花落カナヲ
栗花落カナヲ
今回は上手くいってるといいね!
うん、結構自信作なんだけど…どうかな!





ガラガラ















我妻善逸
我妻善逸
あっ、いたいた!!あなたちゃんとカナヲちゃん♡♡久しぶりだね!2年ぶりかな??





善逸くん…?!?!













彼に会うのはだいたい2年ぶり。退院した後は炭治郎くんの家に住んでいたのだとか。










栗花落カナヲ
栗花落カナヲ
…不死川さんもいる。
我妻善逸
我妻善逸
うぐっ…ちわっす!
不死川 実弥
不死川 実弥
おゥ久しぶりだなァ
栗花落カナヲ
栗花落カナヲ
我妻くん、炭治郎は…いないの…?
我妻善逸
我妻善逸
炭治郎?いるよ!俺だけ女の子に会いたくて走ってきちゃったんだ!
栗花落カナヲ
栗花落カナヲ
そうなんだ!




カナヲ嬉しそう。炭治郎くんの事前々から気になってるみたいだし、上手くいくといいな。










我妻善逸
我妻善逸
ところであなたちゃん、何してるの?
我妻善逸
我妻善逸
なんか鼠に変な模様出てきてるけど…これ大丈夫なの?
これはね、痣だよ!
我妻善逸
我妻善逸
痣?!
ほら、あの戦いの時に柱の人達に出てたの覚えてない?
我妻善逸
我妻善逸
あー、あれね!!炭治郎にもあったやつ!
そうそう、それを発動すると25歳までに死んじゃうみたいなの。
だから誰も死なないうちに、新薬を開発する事にしたの!
今はまだ痣状態にさせる薬しかできてないんだけど、もう少しで痣が出ても長生きできる薬、絶対完成させる!
我妻善逸
我妻善逸
そっか、あなたちゃん達も頑張ってるんだね
まぁね〜


そう。今善逸くんに説明したように、私はカナヲと一緒に痣が出ても長生きできる薬を開発しようと、毎日研究を続けているのだ。











ガラガラ









嘴平伊之助
嘴平伊之助
おい!カナ子いるか!!
竈門炭治郎
竈門炭治郎
こら伊之助、まずはごめんくださいだろ?
栗花落カナヲ
栗花落カナヲ
炭治郎だ…!/////
お出迎え行ってきたら?
栗花落カナヲ
栗花落カナヲ
うん/////
我妻善逸
我妻善逸
俺も!!!



好きな人に久しぶりに会えるんだもん、嬉しいよね。













もう年齢も年齢だし、このまま上手くいって結婚なんてあるのかも。




























結婚かぁ…。


私もしなきゃダメなのかな…。



不死川 実弥
不死川 実弥
するなァ
不死川 実弥
不死川 実弥
どこにも行かないでくれェ
えっ...??師範...?



突然の師範の言葉に驚いた私、続けるべき言葉が見つからない。









不死川 実弥
不死川 実弥
なーんて、冗談だァ
不死川 実弥
不死川 実弥
んな事お前の自由だァ
うん...
 




私の心の中には今でも彼がいる。
















意地悪で優しくなくて、でも不器用なだけで本当は仲間思いで強くてかっこよくて、素敵な人だったな...。














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