気配の中心と思われる場所にたどり着いた。
すると、まるで鬼殺隊の隊士のような佇まいの鬼と、柱に貼り付けにされた無一郎がいた。
私達は咄嗟に柱の影に隠れた。
無一郎…。何とかしなくちゃ、でもどうしたら…
すると近くの柱の方から銃声がした。
隊士の人かな…?
でも攻撃は躱され、その人はすぐに背後を取られてしまった。
彼はどんどん刻まれる。
それでも尚生きていられるのは何故…?
私達も加勢しなきゃ!
ってあれ?伊之助くんがいない…!
もう行ってる…
よし、私も!
早い…そして範囲が広い。
このままじゃ師範が持たない…。
でも怖気が止まらない。
動きたいのに動けない…。
そんな事をしているうちに、師範が追い詰められ、鬼は師範に向け刀を振り下ろす。
間に合え!
早い…避けるので精一杯、追撃なんて出来なかった。
あっという間に柱まで追い詰められた。
もうダメ…と思った時…
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。