第153話

152話
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2021/04/18 14:00
お館様
呼んでしまって申し訳なかったね。
冨岡義勇
冨岡義勇
御館様からの呼び出し、応じて当然です。
御館様からの呼び出しにはいつでも応じます!
お館様
そうかい、ありがとう。2人とも。
お館様
それから私はもう御館様ではない。輝利哉だ。
なら輝利哉様、本日のご用件は...
お館様
これだよ。





御館s...ではなくて輝利哉様は何かを取り出した。











これって...
お館様
そうだよ、実弥から預かっていたものだよ。
お館様
これは義勇に、こっちはあなたにだ。
お館様
もう2人に渡すから、屋敷に帰ってからでも読んであげてほしい。
冨岡義勇
冨岡義勇
御意
輝利哉様、心から感謝申し上げます。
お館様
あなた。死の間際でさえ実弥は本当に君の幸せを願ってた。
お館様
どうか、心のままに生きてくれ。






心のままに生きられる。そうしたら私はどうしたいのかな。







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冨岡義勇
冨岡義勇
炭治郎から祝言の話を聞いた。俺も出席させてもらう。
ありがとうございます!きっとみんな喜びますよ。
冨岡義勇
冨岡義勇
そうか。
冨岡義勇
冨岡義勇
時透には知らせたのか?
いえ、知らせる手立てがないので...。
それに、もう彼も結婚してます。会うべきじゃないです。
冨岡義勇
冨岡義勇
時透が結婚...?そんなはずはないんだが...



そんなはずないって、まるで最近会ったり、やり取りしているみたいな口振り...。





時透さんの居場所をご存知なんですか?



思わず聞いてしまった。







冨岡義勇
冨岡義勇
あぁ、知りたいのか?知ってどうする。



確かに...私が会いたくても、彼は会いたくないかもしれない。それにこんな事、善逸くんには言えない。言えないようなこと...しちゃいけない。









ですよね〜、あっ、大変!もうこんな時間!
私はこの辺で失礼します!
冨岡義勇
冨岡義勇
後悔だけは、残すなよ。



後悔...か。











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