第103話

102話
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2021/02/24 14:00


それからしばらくして、炭治郎くんが目覚めた。





















だけど無一郎だけはずっと目覚めない。


















私はずっと待った。あの日記を読みながら無一郎の傍で。






















日記には"彼女"との思い出がたくさん綴られていた。














その"彼女"が私だって、都合のいい解釈をしてもいいの?
















もし本当にそうなら私、これからもずっと無一郎の隣にいたいよ。














栗花落カナヲ
栗花落カナヲ
あなた〜!炭治郎の診察してもらってもいい〜?
今行く〜!!
無一郎、行ってくるね!!




ねぇ無一郎。私、いつまででも待つよ。




















だからいつか目覚めた時、迎えに来てよ。





















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