第5話

動物園
927
2018/02/21 15:34
今日は涼太がサッカーの試合で公欠だった。
帰り道2人はいつもの家路を帰っていった…
玲於
玲於
俺さ…小学生の時からお前と一緒にいると楽しくて好きだった。
俺と付き合ってほしい…ダメかな?
あなた
え…
昨日のこと涼太に聞いた?
玲於
玲於
うん。聞いた
あなた
あのね。わからないの…
あなたは泣き出してしまった。
あなた
涼太にもまだ返事できてないし、そんな中途半端な気持ちで付き合えないよ。
涼太や玲於に急にそんなこと言われても、わかんないよ…人を好きになったことなんてないもん…わかんないよ…どうしたらいいの…?
玲於
玲於
泣くなよ…返事はいつでもいいから…な?
とりあえずいつも通り3人で笑いあえたらそれでいいんだ。
あなた
う、うん。
玲於
玲於
じゃあ気分晴らしに2人で仮デート行こっか!
あなた
いいの!?行く!
玲於
玲於
早いな…切り替え笑笑
2人は動物園に行った。
あなた
見てよ!玲於!
象がいるよ!
玲於
玲於
落ち着けって。象くらいどこの動物園にでもいるよ!
あなた
見てみて!
ライオンだ!私ライオンになりたかったなぁ〜〜
玲於
玲於
は?意味わかんない…笑笑
そんなたわいない会話をしていることがあなたのどーしようもない心を癒した。
あなた
涼太もいれば、もっと楽しかったのかな?
あなたは玲於を引っ張って歩こうとした。
玲於は手を繋いだまま動かなかった。
あなた
どーしたの?
行くよ!喉乾いた!
玲於はあなたの手を引っ張って耳元でささやいた。
玲於
玲於
今日ぐらいは俺で頭いっぱいにしてよ…
あなた
え?う、うん。
玲於
玲於
他の男と仲よくすんじゃねーよ…
涼太といない時ぐらい、お前は俺のこと考えてればいいんだよ
あなた
心の中)その前に!!!心臓飛び出しそう!!!

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