前の話
一覧へ
郁也「いくや」は小学校からの幼なじみ…僕はそんな彼が好きだった。でも、言えないでいる…叶わぬ恋だとわかっていたから。郁也は、サッカー部に入部した。
僕の声はたった1人教室に響いた…
僕は本が大好きだ…今日も熱中してしまった。
その時声が聞こえた、僕の知っている人の声
またやってしまった僕は本に熱中すると時間を忘れて何時間でも読んでしまう
郁也はそう言って教室を出ていった。僕は一緒に帰ってくれるのかと思っていたのに…
ただ1人僕は帰る用意をして階段をおり靴箱へと向かった…正門を出ようとした瞬間正門の外に郁也が座っていた
僕はそう声掛けた。
思わず声が出てしまった
本当は嬉しかった僕を待っていてくれたことが…こうゆうことがあるからだから郁也を好きになってしまうんだよな…
そう自分に問いかける。
てか、最悪だ…よりにもよって郁也が泊まるなんて…
ほんとにやめて欲しいと心の中で願っていた。だってもし一緒に寝たら何してしまうか分からないから…
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。