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第1話

僕の片思い
9
2021/09/22 12:58
郁也
郁也
朔「サク」今日部活あるから一緒に帰れへんわ
朔
別にいいけど、てかいつも一緒に…じゃなくてもいいんじゃないかなぁ
郁也
郁也
そんなことゆーなよ
まぁ今日は無理だから先帰っててな!
じゃあ部活行ってくるわ!
朔
うん。じゃぁまた明日
郁也「いくや」は小学校からの幼なじみ…僕はそんな彼が好きだった。でも、言えないでいる…叶わぬ恋だとわかっていたから。郁也は、サッカー部に入部した。
朔
じゃぁ僕は帰る前に本読んで帰ろうかなぁっと
僕の声はたった1人教室に響いた…
僕は本が大好きだ…今日も熱中してしまった。
その時声が聞こえた、僕の知っている人の声
郁也
郁也
郁也!まだ教室に残ってたのかよ!
もう下校時間過ぎてるぞ
朔
あっ
またやってしまった僕は本に熱中すると時間を忘れて何時間でも読んでしまう
郁也
郁也
また、本読んでたのかぁ?
朔はほんとに本が好きなんだな!でも、もう帰る時間だぞ!
朔
わかった… 帰る… 
郁也はそう言って教室を出ていった。僕は一緒に帰ってくれるのかと思っていたのに…
ただ1人僕は帰る用意をして階段をおり靴箱へと向かった…正門を出ようとした瞬間正門の外に郁也が座っていた
朔
郁也?
僕はそう声掛けた。
朔
なんで正門の前で座ってんの?
誰か待ってるの?
郁也
郁也
そーだよ
朔
えっ
思わず声が出てしまった
郁也
郁也
俺はお前が出てくるのをずっと待ってた
朔
なんで僕を待ってるのさ
郁也
郁也
いいだろ別に教室に忘れ物取り帰ったら朔がいて…だから帰りは1人で帰るより朔と2人で帰った方が楽しいと思って待ってた
朔
へぇー
郁也
郁也
へぇーってなんだよ
まぁいーや!帰ろうか朔!
本当は嬉しかった僕を待っていてくれたことが…こうゆうことがあるからだから郁也を好きになってしまうんだよな…
そう自分に問いかける。
郁也
郁也
そーいえば今日
お前ん家泊まるから
朔
はぁ?なんでだよ
郁也
郁也
親が出張中だからだよ
郁也
郁也
朔もしかして親から聞いてないのかぁ?
朔
何も聞いてない
てか、最悪だ…よりにもよって郁也が泊まるなんて…
郁也
郁也
俺今日は郁也の部屋で寝るわ
朔
はぁ?何言ってんの?
朔
郁也はリビングだから…
郁也
郁也
んな冷たいことゆーなよ
朔
はぁ?全然冷たくないから、普通だから
郁也
郁也
まぁ朔のお母さんに聞いて一緒に寝かせてもらうから
俺ベットじゃないと寝れねーし
朔
知らないよそんなの
ほんとにやめて欲しいと心の中で願っていた。だってもし一緒に寝たら何してしまうか分からないから…

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