第31話

31話
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2020/01/04 04:15
胡蝶「・・・まだ起きてない」
あなたが昏睡状態になって3ヶ月後
もう3月、風は冷たいが、太陽は暖かく見守っていた
胡蝶「・・・おはようございます、あなたさん、今日はとてもいい天気です、快晴ですよ?雲1つありません」
胡蝶「炭治郎君達が遊郭から帰って来ました、すごい怪我でしたが命に別状はないです」
胡蝶「起きてくださいよ、あなたのいない世界なんて滑稽でつまらないです、あなたの笑顔が見たい」
胡蝶「・・・だから、だから起きて・・・“あなた”・・・」
誰かに握られている
誰かに呼ばれている
誰だろう、その姿を見てみたい
目が覚めた、体は全く動かない
横を見るとうちの手を握って泣いているしのぶちゃんがいた
泣かんとって?しのぶちゃん
しのぶちゃんの泣く姿は見たくないな〜・・・
泣かんとって?お願い・・・
そう願うように頭を撫でた
胡蝶「っ!」

あなた「・・・あ、おは・・・よ、う」

胡蝶「・・・あなた!!」

あなた「びっく、り・・・した〜・・・」

胡蝶「3ヶ月も寝ていて・・・心配したんですよ!!」

あなた「ごめん、な?」

胡蝶「うぅ〜・・・」ポロポロ
数分すると結構な人が来た
甘露寺「あなたぢゃぁぁん!!」

あなた「あはは・・・泣きすぎやで、蜜璃」

甘露寺「い、今!蜜璃って言った?!」

あなた「あっあかんかった・・・??」

甘露寺「いやとても嬉しいわ!とてもキュンキュンするわ!」

あなた「そう?良かったな〜」
ちょっと喋れるようになった
嘴平「お前手冷てえぇー!死んでるみてぇ!!」

我妻「言い方な!お前!!」

あなた「3人とも無事やってんな・・・良かった、良かった・・・」

竈門「前はこんなに冷たくなかったんだけどな〜どうしたんだ?」

あなた「血気術くらってうちの標準温度が3度低くなった・・・」

我妻「3度?!めっちゃ低くなってるじゃん!!」

あなた「こんなん屁でもないわ・・・そっちの方が辛かったやろうに・・・」

竈門「俺らは大丈夫だ!なっ!」

あなた「なっ!じゃないわ・・・アホか・・・w」
ドタバタドタバタ!!ギャーギャー!
我妻「何、なに?!」

竈門「・・・ん?誰か来るぞ?」

あなた「あー・・・さようなら←」

我妻「死なないで?!」
バァァン!←
我妻「ヒィィィ!!」

あなた「善逸くん動かんとって、寒なるやろ」

伊黒「はぁ、はぁっァァ!←」

嘴平「あいつどうしたんだ?←」

竈門「さ、さぁ?」
伊黒「お前というやつは、もうちょっと怪我の配慮が出来たはずだ、なのになぜこんなに怪我の数が多いんだ、ぶち殺すぞ←」

あなた「みんな聞いたー?この人継子にぶち殺すぞとか言ったでー!」

竈門「俺らはもう行くから、あなたお大事に(色んな意味で)」

我妻「お、俺もー!」

嘴平「あっ!待て!!」

あなた「わぁすんごい頃合いで逃げたなあいつら」
伊黒「下弦の零如きでこれか、お前もまだまだだな」

あなた「強いもんは強いんで・・・仕方がないんです」

伊黒「鍛え直すか・・・」

あなた「そうしてください・・・」

伊黒「竈門炭治郎達は上弦の陸を倒した」

あなた「へぇ〜・・・凄いな・・・」

伊黒「・・・お前はどうして自分を下だと決めているんだ、お前だって相当な実力はある」

あなた「そんなことあらへんよ・・・弱いもんは弱いんやから・・・」

伊黒「お前はもう下弦を4体倒している、鬼も50体以上も倒している、柱になる条件を全て達成しているんだぞ?」

あなた「あぁ・・・まだ無理やねんな、それが・・・それを達成出来ても自分の目標を達成出来てないねん・・・やからまた指導よろしくお願いします、師範」
伊黒「・・・はぁぁぁ←」

あなた「嫌やったら素直に嫌って言ってくださいね?💢」

伊黒「嘘だ、まぁ俺に着いてこられるんだったら」

あなた「もちろん、着いていきますよ」

伊黒「そうか」
伊黒「あと一言だけ言う」

あなた「はい?」

伊黒「胡蝶に近づくなよ」

あなた「・・・は?」

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