第53話

おとなりさん
4,014
2020/05/30 12:54
あなたside
1ヶ月程前に目が覚めた。
だけど、目覚めた時の私の体は倒れる前とはもう違っていた。
あなた

足が、動かない____

こんな体でステージに立つなんてもう無理だ。
ふと頭によぎる、卒業の文字
あなた

私、卒業します_____

そして、今に至る。
前の家には私の卒業の件でマスコミがたくさん集まっているから、と引越しをした。


正直、心底迷惑だ。
私にだってプライベートがあるんだから。


まぁ、もういいけど。
新しく借りたマンションの隣の部屋にお世話係さんに車椅子を押してもらって挨拶をしに行く。


無駄に余っているお金で少しお高めの菓子折りを持って。
チャイムを押して少しするとでてきたおとなりさん。
って
むいち、、ろう、、
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無一郎side
時透無一郎
時透無一郎
あなた…!?
やっと見つけた
もう離さない
絶対に幸せにしてみせる___
時透無一郎
時透無一郎
起きたの!?
あなた

う、うん。心配かけちゃってごめんね。

お世話係
お知り合いですか?
あなた

あー、昔からの幼なじみで。、

あなた

無一郎、実はね、私___

時透無一郎
時透無一郎
ゴクリと唾をのむ。








だって、車椅子に乗ってるってことは

























































あなた

もう、歩けないの

次回 ありがとう

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