満開に咲き誇る花々はいつか必ず散る。
ひとつ咲けばひとつ散り
ふたつ咲けばふたつ散る
散るからこそ美しい。
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机の上に並んでいた朝ごはんはどれも美味しそうだ。
思いっきりむいくんに抱きついた。
今日は定期検診の日だ。
しのぶさんにこのすっかり見えなくなった左目を見てもらう。
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帰り道
ー南の村ー
既に夜だったからか、既に鬼が出ていた。
まさに今、民家を襲おうとしている
すかさず鬼の元に走っていった。
鬼がそう言った時にはもう既に遅くて。
すでに鬼の首は切られていた。
鬼が塵になっていく
そんなことを考えていると目の前が急に暗くなり
そのまま意識を失った。
むいくんはあなたを姫抱きにして慌てて蝶屋敷に走った。
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次回 「夢の呼吸の裏の顔」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。