第25話

噛み合わない歯車
7,249
2020/03/03 13:30
あれから数日がたった。
数日間の間、むいくんと顔を合わせることは無かった。
蝶屋敷から帰り、同じ屋敷に住んではいるものの
どうやらむいくんは最近任務が多く私が寝てから帰宅しているらしい。
一方私はあまり任務がない。
お館様が怪我が治ったばかりの私を気遣ってあまり任務を与えないようにして下さっているのだろう。
とても優しいお方だ。
むいくんに要らない子認定をされてしまった以上、もっと鍛錬して、もっと強くなって
足手まといにならないようにしなくちゃ。
あなた

…ポロポロ

あなた

(泣いちゃダメ、泣いちゃダメ)

自分に“泣いてはいけない“という暗示をかけるが、どうも聞いてくれないらしい。
涙が止まらない。
あなた

(ダメだ…私…)

このところ毎日鍛錬しようとしているのだが、刀を握った瞬間涙が止まらなくなりまともに刃を振り降ろせないでいる。
あなた

(柱…いや)

あなた

(鬼殺隊失格だ…)

毎日…こうして
むいくんに気づかれないように
声を押し殺して泣いている。
あなた

(あんなこと言われたのに…)

あなた

(嫌いに…なれない…)

時透無一郎
時透無一郎
…あなた
時透無一郎
時透無一郎
…あなた?
時透無一郎
時透無一郎
あなた!!
泣いていたら、何回もむいくんに呼ばれていることに気づかなかった。
あなた

…何?どうしたの?

私がそう返事すると
むいくんは下を向いてこう言った。
時透無一郎
時透無一郎
ごめん…
あなた

…え?…

時透無一郎
時透無一郎
別れよう
あなた

どっどうし…

言い切る前にむいくんがいった。
時透無一郎
時透無一郎
嫌いになった。
時透無一郎
時透無一郎
…それだけ。…
時透無一郎
時透無一郎
さようなら。
私に背中を向けて歩いていってしまう…
私は声をあげて泣いた。
あなた

ポロポロ…

そこからの私の意識は途絶えた。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
作者
作者
今回はここまでです!!
なんかこういう話って書いてる側も辛いですね…
泣きそうになります
それと!!
この小説の閲覧数が10000回を超えました!!
作者
作者
もう作者、感動してます…
作者
作者
本当にここまで来ると思ってなかったです!!
ここまで来れたのはいつも読んでくださるあなたさんのおかげです!ありがとうございます(´;ω;`)
作者
作者
10000閲覧数を記念してファンマを作りました!(誰がつけるんだよ)
もし良ければつけてくれると嬉しいなぁ…なんて
ファンマは
💫🌸 です!
好きな曲のタイトルを絵文字で表してファンマにしてみました!つけてくれた人!大好きです!
こんな作者で良ければコメとかでめちゃくちゃ絡みたいな…!
家族募集とかしてみたい…!(集まるわけない)
作者
作者
リクエストもたくさん受け付けてるのでよろしくお願いします!!
それと今回から大正コソコソ話も話の終わりに入れられたらなぁ…って思ってるので最後までぜひ読んでってくださいね!
作者
作者
それでは最初のコソコソ話!行ってみよーう!
大正コソコソ話
実はこの小説は一章、二章、三章…と続いていくらしいですよ
作者
作者
誰得情報でしたね!
作者
作者
それではまた次のお話も読んでくださいね!
作者
作者
またね!
竈門炭治郎
竈門炭治郎
またな!
胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
また読んでくださいね(ニコッ)

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