するとアデンはRF達に小さな紙切れを渡した
驚きを隠せない私を急いで行ってきてと急かしながら、私たちは追い出された感じでマンホールの中から出た
すると、双子は何も言わずに私を置いて歩き出した
それから約15分ぐらい無言で歩き続け、駅に入った
ガヤガヤガヤガヤと人々が話し声が聞こえてくる
それだけ言うとまた、無言が続いた
初対面の双子のロボットに勇気をだして聞いたのだがあまりの情報量の少なさに少しガッカリした
そんなことを思っていると双子がガラスのエレベーターの前で止まった
双子はコクっと頷きガラスのエレベーターに乗り込んだ。 私も慌てて乗り込み。 電子音が流れAIのミニサイズの少女があざとらしい可愛い声で喋りだした
そのあとは地下、空、深海、宇宙のざっとした説明をされ
とボタンを押すよう促した
私は双子へどこへ行くのか聞いたが相変わらず無言だった (まぁー上って言ってたから空か、宇宙だろうと予想は着いていたが…)
双子はコクっと頷き合うと空のボタンを押しカラールに取り付けられた椅子に座った
私も座ろうとしたがその前にカラールは空へと動き始めた
私は、いきなり動いて驚いたがすぐに椅子に座った
そんなことを考えながら双子に目をやると双子は無言のまま…このカラールの中には電子音しか流れていない
私はこの沈黙にいたたまれなくなり口を開こうとした瞬間
チーーーーーーン
と電子音がなりカラールの動きが止まった
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!