第30話

破壊
126
2021/09/07 14:24
アデン・パーカー
アデン・パーカー
君は…
アデン・パーカー
アデン・パーカー
ラブル!
ラブル・ラ・オルフェンス
ラブル・ラ・オルフェンス
………
ラブル・ラ・オルフェンス
ラブル・ラ・オルフェンス
すみません、僕、今は怪しい者です
ラブル・ラ・オルフェンス
ラブル・ラ・オルフェンス
死んで、下さい
ラブル・ラ・オルフェンス
ラブル・ラ・オルフェンス
お願いします
すると、突然ラブルの腰あたりから触手のような黒い物体が現れ始めた。下半身ははまるでタコのような姿になった。

そしてその触手はアデンを襲いそのまま暴れ回り、そのままソレア達とアデンを別けていた黒い壁を破壊した。

ソレア達はその状況をみて絶句した。
ソレア・ターナー
ソレア・ターナー
ラブ、ル?
見るとラブルの隣にはアデンが血を流して倒れていた
ロス・ムーア
ロス・ムーア
おい!
ロスはラブルに攻撃を仕掛けようと動いたが、動きが一瞬止まり触手によって、投げ飛ばされてしまった
止まってられない、私も動かなきゃ
セトを出して私もラブルの近くへ走ると
変な感じがした
今まで感じたことの無い、この感覚
あぁ、

○○だ。
今度は……ちゃんと…。

見慣れた後ろ姿で分かる
白髪の少女が振り向いた

だけど、彼女の顔はなかった。

目も口も鼻もない、のっぺらぼうだ

私は驚いた
だけど、こんな言葉が出た

「行かないで!」

すると顔のない彼女の背後からどす黒い鉄の棒が出てきて、そのまま彼女の顔を貫通した

私の目の前まできた棒からは彼女の血が滴り落ちていた

突然目の前が暗くなり現実が見えた。

その瞬間ラブルの触手によって私は岩壁へ叩きつけられた
ホセ・ロペス
ホセ・ロペス
ソレア!
まずい、
このままじゃ壊滅だ

なにか方法を考えないと
僕は岩陰へ隠れた

僕以外はもう、皆意識を失っている
行くしか、ない

数秒考えたのち諦めに近い考えだが結論がでた
みんなと同じようラブルに攻撃するためラブルに近づく、恐らく皆は一時的に催眠にかけられている
僕もかけられるかもしれない
だが、一瞬何かが目の前をチラつくだけだった。そのまま僕はゴリラの力を使ってラブルを殴った。

ラブルを覆っていた黒い影が取れた。
ラブル・ラ・オルフェンス
ラブル・ラ・オルフェンス
い、いたァ〜い!
ラブル・ラ・オルフェンス
ラブル・ラ・オルフェンス
何するんですか!ホセさん!
ホセ・ロペス
ホセ・ロペス
あ、
ガイル・ドールマン
ガイル・ドールマン
ありゃりゃー
ガイル・ドールマン
ガイル・ドールマン
着きが甘かったかなー?
ガイル・ドールマン
ガイル・ドールマン
ま、次はそう簡単には取れさせないよ!
アデン・パーカー
アデン・パーカー
いや、
アデン・パーカー
アデン・パーカー
次なんか無いよ
アデンは能力を使い、拳を振り上げるとガイルの周りに居た邪道を消し飛ばした。

そして、その勢いのまま振り切った拳をガイルの顔面まで引き付けた。
ガイル・ドールマン
ガイル・ドールマン
ッ…
ガイル・ドールマン
ガイル・ドールマン
危ないなぁ
ガイル・ドールマン
ガイル・ドールマン
もうちょっとで、当たるところだったぁ〜
ガイル・ドールマン
ガイル・ドールマン
……
アデンは肩で息をしながら、ガイルの出方を見ていると、ガイルは突然言った。
ガイル・ドールマン
ガイル・ドールマン
また、会おうね
ガイル・ドールマン
ガイル・ドールマン
次は、ボスを連れてこれたらいいなっ〜
アデン・パーカー
アデン・パーカー
ちょっ、
ガイル・ドールマン
ガイル・ドールマン
バイバイ
アデン・パーカー
アデン・パーカー
待てッ!
ガイルは再び自身を邪道で取り囲むと消えてしまった。

ホセ、ラブル、アデンは何も言えずにただ体力が回復するのを待った。
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