すると、突然ラブルの腰あたりから触手のような黒い物体が現れ始めた。下半身ははまるでタコのような姿になった。
そしてその触手はアデンを襲いそのまま暴れ回り、そのままソレア達とアデンを別けていた黒い壁を破壊した。
ソレア達はその状況をみて絶句した。
見るとラブルの隣にはアデンが血を流して倒れていた
ロスはラブルに攻撃を仕掛けようと動いたが、動きが一瞬止まり触手によって、投げ飛ばされてしまった
止まってられない、私も動かなきゃ
セトを出して私もラブルの近くへ走ると
変な感じがした
今まで感じたことの無い、この感覚
あぁ、
○○だ。
今度は……ちゃんと…。
見慣れた後ろ姿で分かる
白髪の少女が振り向いた
だけど、彼女の顔はなかった。
目も口も鼻もない、のっぺらぼうだ
私は驚いた
だけど、こんな言葉が出た
「行かないで!」
すると顔のない彼女の背後からどす黒い鉄の棒が出てきて、そのまま彼女の顔を貫通した
私の目の前まできた棒からは彼女の血が滴り落ちていた
突然目の前が暗くなり現実が見えた。
その瞬間ラブルの触手によって私は岩壁へ叩きつけられた
まずい、
このままじゃ壊滅だ
なにか方法を考えないと
僕は岩陰へ隠れた
僕以外はもう、皆意識を失っている
行くしか、ない
数秒考えたのち諦めに近い考えだが結論がでた
みんなと同じようラブルに攻撃するためラブルに近づく、恐らく皆は一時的に催眠にかけられている
僕もかけられるかもしれない
だが、一瞬何かが目の前をチラつくだけだった。そのまま僕はゴリラの力を使ってラブルを殴った。
ラブルを覆っていた黒い影が取れた。
アデンは能力を使い、拳を振り上げるとガイルの周りに居た邪道を消し飛ばした。
そして、その勢いのまま振り切った拳をガイルの顔面まで引き付けた。
アデンは肩で息をしながら、ガイルの出方を見ていると、ガイルは突然言った。
ガイルは再び自身を邪道で取り囲むと消えてしまった。
ホセ、ラブル、アデンは何も言えずにただ体力が回復するのを待った。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。