そうして私たちはnewfreeを後にした
外はもう暗く街のスピーカーからは子供は帰るようにと電子音が流れた
しばらくするとアデンは足を止めた
そこは地下鉄で薄暗く大きい階段を降りると目の前には工事中の張り紙が貼ってある白い鉄板があった
そこら辺をしばらく見渡していると
とアデンが大声で、言ったので驚きながらも慌てて戦闘態勢をとったすると
白い壁の向こうから
ガガガ、ギィィィィ、ガン!、ガラガラ
と大きい物音が聞こえた
何か、来る!
ガッシャーン!!!
ガッシャーン!!!と大きい音がして白い壁が壊れたかと思うとそれまた大きい黒い塊が踊り出てきた
今までで見たことも無い大きい邪道あれを倒す?
むりむり!絶対無理!
シュッ
そこにアデンの姿はなかった
アデンは既にあの邪道に立ち向かっていた
アデンはあっさりと邪道に捕まってしまった
助けたい気持ちはあるのに
怖くて足が動かなかった
今までで戦ってた邪道とは大きさも力も全て違う
今の私が戦ったら死ぬ
本能的にそう思った
実際に助けると口では、言っていたロスも動けないでいる
それだけ大きく怖い
この言葉は私にもロスにもこたえた動けない足を動かせと無茶ぶりを言うアデンが1番正しい私たちはそう思った
そんなことを思っいながら必死に足を動かそうとしてると空気が一気に変わった冷たく凍てつく空気に…
アデンはそういうと自分の拳を邪道目掛けて振り下ろした
邪道は大きい物音を立てて床に仰向けで倒れその上にアデンがたっていた
一瞬の出来事に驚いていると
また、邪道に重い拳を振り下ろした
邪道はみるみるうちに消えていき最終的にはいなくなっていた
そのあとは駅員さんが来てお礼にお金やお菓子などもくれた
最初は断ったけど、これでこの駅に安心して人が戻ってくるととても喜んでいた
実際に何も出来なかった自分はいや、だけど
アデンのように助けられる人になりたいと思った
free帰宅後_____________
私たちが仕事をしている間にアニタさん達はお店をピカピカに磨き家具も綺麗に揃えてあった
そのあとは今日の仕事の話などこれからのことなどみんなで楽しく話あった
freeの前_____________
夜みんなが寝ているころ
私はfreeの前で筋力トレーニングをしていた
別き筋肉マッチョに足りたいわけじゃないけど
ある程度力をつけておきたかった
今日みたいなことを起こさないよう
心も鍛えるつもりでトレーニングをしていた
全く気づかなかった…
いや、それだけ私が集中していたからなのだろうか
もし、これが邪道だったら私死んでた
アデンの深刻な顔…
昔のアデンに何があったんだろ?
アデンはおちゃらけてるように見えて実はしっかりとしていてリーダーに向いているのかもしれない
私は月に照らされながらそう思った
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。