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第23話

黒から白へ後編
目を輝かせて見ていた
アデン
アデン
有名なのかこれ?
ルナ
ルナ
ううん、別に
輝いていたルナの目は戻り、いつのまにか絵画の額縁に手をかけていた
ルナ
ルナ
行こっか、早くしないと見つかっちゃう
アデン
アデン
あぁ、
俺らは音を立てないように大きな絵画を抱え、何とか外に出ることができた
みんな
本当に盗んじゃったなぁ
アデン
アデン
まぁ、いいじゃん
アデン
アデン
子供のうちにやりたいこといっぱいやっておこうぜ
絵画はルナが持って帰り一旦俺らは帰ることになった
その日の昼にルナと初めてあった場所に来た
何となく木の木陰に入り寝そべった
風が俺の頬を撫でた
ルナ
ルナ
こんにちは
瞼を閉じた瞬間にルナは俺に声をかけてきた
渋々、瞼を開けルナの顔を見た
アデン
アデン
寝ようとしてたのに
ルナ
ルナ
ふふ、ごめんなさい
僕は上半身を起こし、ルナは俺の隣に座った
アデン
アデン
あの絵画…どうすんだよ?
ルナ
ルナ
う〜ん、あれは元に戻すよ
アデン
アデン
はぁ?
ルナ
ルナ
いい思い出になったでしょ?
アデン
アデン
まぁ、
なんだろうルナの顔を見てると何か落ち着かない

しばらくルナとの間に沈黙が続いた
ルナ
ルナ
私ね、
アデン
アデン
うん?
ルナ
ルナ
また、都会に戻るの
アデン
アデン
え?
ルナ
ルナ
家の事情で元からあまりここに長居する気はなかったんだけどね
アデン
アデン
そっか
正直言って少し悲しかった、寂しかった
まだ知り合って2日しか経ってないのに
まだ、一緒に居たい
アデン
アデン
いつ行くの?
ルナ
ルナ
今から
アデン
アデン
今から!?
ルナは俺の反応に少し微笑むと立ち上がり手を差し伸べてきた
ルナ
ルナ
たったの2日だけど、この2日は私の中できっと忘れられない思い出になるよ
ルナ
ルナ
今までありがとう
少しルナの目が赤くなっている風に見えた
俺は差し伸べられた手を取ると立ち上がり、お互いに握手をした
その時ルナを呼ぶ声がした

ルナはその声に答えると

「それじゃぁ」と言い手を離した






不意に、離したルナの手を俺はまた掴んでしまった
ルナ
ルナ
ど、どうしたの?
また沈黙が続いてしまった

ルナがなにか言おうとした時
アデン
アデン
ま、また!逢いに行く!
俺の声は緊張のあまり声がひるがえってしまった
アデン
アデン
俺は、お前が好きだ!
ルナは驚いていた

そして俺も自分の発した言葉に驚いた
その言葉を言った途端に何か胸の中にあったモヤモヤが晴れた気がしたからだ

ルナは今までに見た事のないような笑顔を見せると
ルナ
ルナ
絶対に貴方のこと忘れない
と一言いい。そのまま去っていった
ルナの笑顔を見た時きっと自分はこの笑顔に惚れたのだと思った

しばらくして俺は彼女に会うべく親と街に別れを告げた

後に俺は旅の途中で知ったが、あの街に居たもの達は邪道に虐殺されてしまったという

その虐殺された人達の中には俺の親も居たのだろう