オルンは向日葵のような笑顔を私に向けた
(か、かわいい〜(●︎´▽︎`●︎))
この子の笑顔を見ていると疲れも吹っ飛んだ
私たちは外に出た
もう夕陽が沈みかけ建物は反射して赤色に輝いている
双子のRF1の方がポケットに手を突っ込み球を取り出した
それはキラキラと光っていて前にネイビさんが使っていたワープする球だ
ネイビさんに貰ったにしても双子はネイビさんと会っていないしもうワープする球は無くなったって…
RF1は(。_。`)コクっと頷き球を地面に投げつけると緑色でぼやけている丸い空間が前に現れた
(ネイビさんのやつとまっったく一緒だ)
私たちはその丸い空間に入った
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そこには大きく細長い木が何本もあり私たちを見下ろしていた
オルンが急に走り出し見失ってしまった
そうこの森には鹿やクマの動物類、毒虫などの昆虫類、そして私たちがわざわざ出向いたなんて邪道が出るに決まっている
いっきに私たちは血の気が引いてきた
みんなはそれぞれバラバラの方角に進んだ
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私の声は虚しくも樹海にこだましていった
私がそう呟いたとき
何処からか声がした
その正体は男の子だった
男の子は背の高い木の枝からゆっくり降りてくると少し低い位置にある枝に飛び移り屈んで私を見下ろしていた
-ただいまソレア考え中-
…………
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。