ノアがfreeに来てから私達に仕事がバンバン入ってきた
多分わたしたちがトーチ村の邪道を倒したと言う噂が広まったのだろう
でも、あの村にはノアを含め私たちしかいなかったはず…
確かにいつも仕事に行っていつもボロボロになって帰ってくる
特に私は邪道のことを思ったよりも知らないことがわかった
カランカラン
アデンが言い終わる前にfreeに入ってきたのは
高身長の青年だった
この人がアデンの師匠かな?
ネイビと呼ばれる青年は私に何か言いたそうだった
ていうかまたどこかに行くの?
freeに入ってから休んでないなと思いながらネイビさんについていきfreeを出た
私がそう言ってしまったのもネイビさんがfreeの前で急に止まったからぶつかってしまったのだ
ネイビさんは光る球を地面に投げつけるとワープゲートが出来た
この時代には持ち運びのワープゲートは珍しく貴重なのだ
少しネイビさんが笑った気がする
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ワープした先は
大きな木の上だった
私が周りを見ていると
木の上に小さな家があった
家の中は人ひとりが住めるぐらいで生活感があった
もしかしたらネイビさんはここに住んでいるのだろうか
ネイビさんは家に入ると着ていたコートを脱いだ
それからは毎日が死にそうなくらい辛かった
気絶するぐらい能力を使ったあとfreeに戻り習ったことを応用して邪道を倒した
そんな生活を始めて半年が過ぎた
小さな家の中_____________________
そういって瓶を持ってきたネイビさんはその中に入っている鈍い金色の球を1つ私に渡してきた
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。