新しい朝。
まだ私の憧れは変わらない。
でも1つ変わったことがある。
それは…
涼花が学年で1位の成績をとり、絵の学校に通わせてもらうことになったのだ。
はぁ、とため息。
私にも人に堂々と言える夢があったなら、みんな応援してくれるのかな?
涼花だから応援されてるのかな?
言いたい。
夢じゃない。だけどずっと心にある「憧れ」をお母さんに言いたい
でも今急に言ったら変に思われるかな。
もうわからない。
私の「憧れ」は、ただの憧れで終わるのか。
叶えられない夢はない。
誰かが言ってた。
じゃあ私は?
私の「憧れ」はどうなるんだろう。
叶うかな
ずっと願ってるから叶うかな
…きっと
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。