太我
たつやくーん、おはよ
あれから数日間元気がなかった。
たつや
ん...おはよ...
太我
どうしたの?元気ないじゃん
たつや
いや...別に...
太我
いやいやないでしょ!話聞くよ...?
たつや
いいの...?
太我
うん!聞かせて?
太我に話した。ハルの引越しの事、ハルが好きなこと、全て。
太我
そんなに綺麗なんだね、晴人くん
たつや
えっ?
太我
だってさ、達也くんずっと好きな人作ってないわけじゃん?
太我
その中で達也くんが惚れるなんてさ、よっぽど綺麗なんだなって
たつや
................
太我
そりゃ、好きな人が引っ越すのなんて悲しいに決まってるよ、俺だったら泣いてるよ
たつや
太我...俺会いたい...ハルに...
太我
...行ってあげてよ
太我
場所とかは分かってるんでしょ?
たつや
で、でも...
太我
帰ってきたらノートぐらいは見せれるよ
たつや
やだよお前の字汚ねぇからww
太我
wwうるさいわw
太我
行ってあげて、ノート綺麗に書くから!
たつや
なんだよそれ...w
たつや
わかった...明日行ってみる...
太我
うん!じゃ、明日達也くん休みだね
たつや
そう...だな
また会おう。ハル。
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第27話 第八章 どうして。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!