「北斗!」
北斗『何』
「今度さ、一緒に出かけない?」
北斗『うーん、無理』
「え、なんでよ」
北斗『めんどくさい』
「ねぇ彼氏でしょ?まだあなたたち一回も一緒
に出かけたことないよ」
北斗『それが何?』
「ムスッ もういいし!樹と行くから」
北斗『は?何言ってんの』
「いやだから、北斗ともう行かないから樹と行く
って言ってるの」
北斗『は?お前それ本気で言ってる?』
「うん、ダメなの?」
北斗『い、いや、ダメってわけじゃないけど、』
「じゃあいいじゃん!」
北斗『いやー、あのー、そのー、、、とりあえず
樹とは行かないで』
「なんでよ、別にいいって言ったじゃん」
北斗『じゃあ聞くけどさあなたはさ、俺と樹、
どっちと行きたいの?』
「それは北斗に決まってるじゃん」
北斗『じゃあなんですぐに樹の名前を出したの』
「それは、、いちばん仲良いし」
北斗『ふーん、俺の知らないところで会ってるん
だ』
「何?」
北斗『いや、別に、、』
「ねぇ北斗、もしかして嫉妬してる?」
北斗『は!?そんなわけねぇじゃん!』
「おー、急に大声出すね笑」
北斗『まぁ樹とは絶対に行くな』
「なんでよ」
北斗『あいつ何するかわかんねぇし、それと、、
、、俺が嫉妬するから、、、///』
「え、」
北斗『なんだよ//』
「ありがとう」
北斗『なんで?』
「いや嫉妬してくれたのが嬉しくて」
北斗『うわきも、おれ絶対もう嫉妬しないわ』
「は?さいてー」
北斗『最低ですいませんねー』
「もう樹と行ーこお!」
北斗『だからダメ!』
「www」
北斗『ばーか』
チュ
「は!?///」
北斗『嫉妬させた罰』
「ちょっ、やめてよ///」
北斗『ハッ 照れてやーんの』
「やめて!//」
北斗『フハッ かわいい』
「もう!」
北斗『www』
おわり
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。