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ｺﾝｺﾝｯ

母「かおり？バイト先のお友達がお見舞いに来てくれたわよ」

ｼﾞｬｰ

母「あら、お手洗いにいるみたい」

母「少し待っててもらえる？今お茶入れるわね。」

優しそうなお母さん…

僕もこうゆう家に生まれたかったなぁ…

ｷｲ…🚪

ー

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あなたのチラシが部屋中に貼られている
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ﾊﾞﾀﾝ

ー




ねえ、家族って何…？

お父さんとかお母さんとかいつも一緒にいた大切な人たち…？

ぐるる…ぐるる…

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お母さん「外に出たのあなた!?」



お母さん「ダメって言ったのに!!」

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ぐるる…



寂しくて動けなくなる、








息ができなくなる…

これが、家族…？












ー

何か…















何か言わなくちゃいけないのに…

…苦い
















苦い苦い苦い苦い苦い…‼‼
















思考がまとまらない…

どうしてこんなに…










どうして…!!

罰なのか…？これは…？















でも何の？

俺がいけないことしたから…

分からない…















ー

何言ってんの〜‼‼この人…‼

意味がわからない…（引）

ﾊﾞﾝｯ

ー

俺はあなたとの生活を守るためになんだってやってきた…

この、たったひとつの愛の為ならなんだって許されるから…!!

でも違うのか…？






俺、何か間違えたのか…？

「駿佑、これが駿佑の愛なの？」

「こんなに苦しくて、吐きそうで、涙が止まらないものが。」

「ずっと探してきた、たったひとつの愛？」

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目の前が真っ暗になる

ー

ﾊﾞﾝｯ（突き放す）

ﾊﾞﾀﾝｯ🚪

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バカバカバカ!!何なん‼‼キモいんだよバカ、美人な癖に…!!!!

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電柱にあなたのチラシが貼ってある
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…何なんだよ!!!!

どうなってんだよ…みっちー…

ー

声が出ない…














言っていいの…？だって、あんなことをしたなんて知られてもしあなたに嫌われたら…

…失うかもしれない、たったひとつの愛を…

怖い…あなたと目を合わせられない…

…そうだ、嘘をつけば…バレないように取繕えば‼

…ダメ、この罪を懺悔しないと…

この苦々しい罰は…















きっと永遠に消えない‼

お願い…俺を…見捨てないで…!!!!!

他に何もいらないくらいに…

俺の愛の道標なんだ…

この世界でたった一つの…俺の…!!!

ｷﾞｭｯ

ｷﾞｭｯ

甘い…!!

ｷﾞｭ

ー

ﾁｭｯ


























愛の為でも、愛する人を欺いてはいけない…

愛を偽ってはいけない、

















だから…

“あのことはあなたに言う必要ない…

だって、だってあれは罪じゃないから…

でしょ…？神様…

もう絶対に濁らせない…

俺の愛しくて、大切な…

“ハッピーシュガーライフ”を…!!!!

ー

みっちーが誘拐なんてする訳ない…














絶対、山本がおかしい…!!!

ｺﾂｺﾂ…

続く…（罪の味、罰の味end）
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