第28話

20話
372
2020/08/13 21:21










…そうだ、僕達を照らしてくれる…月














.






流星


お母さん「流星…」






お母さん「ごめんなさい流星…守ってあげられなくて…(´;ω;`)」
流星
違うよ、お母さん…
流星
お母さんはずっと、僕を守ってくれてたよ。ずっと手を繋いでてくれたよ。お母さんの手はあったかくて、安心するから…だから、今度はあなたの手を握っててほしいんだ。




あなたは綺麗で、笑顔が輝いてて…






















まるで月みたいだ…















お母さん「駄目よ…!!あなたをおいていくなんてっ」
流星
…僕までいなくなったら、アイツは絶対追ってくる。
流星
…頃合いを見て必ず迎えに行くからっ
流星
それまで、あなたを守って、待ってて…
お母さん「流星…(泣)」










お母さん「誓いの言葉。やめるときも、すこやかなるときも、喜びのときも、悲しみのときも、富めるときも、貧しいときも、死が私達を分かつまで、私は…二人とも大好きなことを誓います。」


お母さん「誓うわ流星…絶対に…(´;ω;`)」








ザー☔





流星



お母さん「ごめん…ごめんね…」


ギシッギシ…




流星
( ゚д゚)ハッ!




父「流星…流星!!!」


父「何してんだ?そんなところで。」
流星
別に何も…
父「嘘つけ‼‼」


父「あの二人を待ってんのか、こっち来い。グイッ」
流星
…‼


ドンッ💥
流星
イタッ…


父「流星、お前ホントは二人の居場所知ってんじゃねぇのか?なあ」
流星
…知らない!!


父「フッ顔は結構アイツに似てんのになあ。でもな、」


父「お前の母親は叩いたらすーぐ泣く、怒鳴ったらすぐ泣く、紙切れみたいに弱っちい女だったぜ。」


父「そんな女があんなガキと二人で?暮らしていけると思ってんのかぁ?まあ捨てられたヤツに関係ねぇか。」
流星
違うっ!!お母さんは弱くなんてない!!!
流星
アンタはお母さんのこと、何も分かってない!!!


ボンッ💥((殴
流星
ッ…

父「親子揃ってお前の我慢強いとこ、好きだぜぇ?でもなぁ?」

父「どーこまーで我慢ーでーきーるーかーなー?(爪を剥がす)」
流星
ッ…‼‼
流星





父「おい流星、10分以内に酒買ってこねぇと殴るぞぉ。」
流星








流星
…コツコツ
流星
っ…(座り込む)




1(あら、大丈夫?)


2(ちょっと駄目よ。)


1(え?)


2(その子と関わらないほうがいいわよ…)
2(お父さんが凄く怖い人なのよ…それに、奥さんも下の子を連れて出て行ったらしいわよ…)
1(この子を捨てて?酷い母親ね…)
流星
ッ…違う‼‼


((…))










あの悪魔に…いつまで耐えなきゃなんだろ…













お母さん…











お母さん「流星、3人で一緒に暮らしましょう、その日を待ってるから。ね、約束よ?」


(指切り)




(なまえ)
あなた
う〜(手を出す)
流星
あなた…うん、約束
(指切り)

.



流星


うん、大丈夫、耐えられる。












🚪






父「…」




悪魔が突然死んだ。















ガラッ






















やった‼やった‼やった‼‼















これでようやく…


















3人で暮らせる…!!!















流星
タッタッタ


ガチャ🚪




流星
お母さん!!



お母さん「…」
流星
…あなたは?


お母さん「もう、遅すぎたの。何もかも…」







流星
ハッ‼‼





.












.




流星
ハア…ハア…
謙杜
ちょっと!!大丈夫!?
謙杜
ねe
流星
帰りますっ‼
謙杜
え?
流星
タッタッタ
謙杜
ちょっと!!
流星
もし見かけたら、教えて下さい…
流星
全部手遅れになる前に…!!!!!




タッタッタ…






謙杜


プルル…プルル…





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まだ9時だよ…まあ、適当に返事して…




























僕の悪い癖だ、面倒なことを避けちゃう所。















なんか恥ずかしいな…






















みっちーもあの子も、大切な人のために頑張ってる…



















根拠のない山本の発言で、みっちーを疑って…本人を問いただす前から真に受けてる…

















このままじゃ、大事な絆を失ってしまうかもしれない…























僕に足りないのは、踏み込む勇気…

















そうだよね?みっちー…




















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