店長「はーいみんな今日もお疲れ、給料の明細書はちゃんと確認しておいて。」
男女「ほーい/はーい」
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店長「間違い?」
店長「いーえ、合ってます。」
店長「道枝くん、君心当たりあるでしょ?」
店長「それはイヤだねー。ほんっと君、ちょっと顔がイケメンだからって調子に乗ってんじゃないよ。」
店長「あのさ、イケメンだからってバカでも許されてチヤホヤされてきたんだろうけど、社会はそんなにあまくないよ?」
店長「君もここで迷惑をかけたから給料も減った。分かるでしょ?」
店長「そうだ、ここは俺の愛の王国なんだ
し。マスターである俺が愛せないヤツはいらない。」
店長「どんなことがあろうともね。」
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突き放す
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店長「そうだ道枝くん、俺は君も愛してあげているんだ。」
汚
店長「どんな欲望でも全部飲み込んであげるから。」
?「だって駿佑、それが愛だから」
店長「は?」
店長「だから何。言いがかりをつけるのはやめろ。」
店長「!?」
店長「はぁ!?」
店長「そんなことできるわけないじゃん。」
店長「えぇっ!?」
店長「!?」
店長「…」
店長「バンッ‼」
店長「お前何なんだよ‼ガキのくせに大人に対する態度がなってないんだよ‼」
店長「あぁ!?」
店長「当たり前だろ‼?お前らは俺を愛する義務がある‼なのに山本さんは君を好きだと言ったんだよ。だから俺の愛を教え込んであげたんだよ!それはもう、身体にじっくりとね‼」
店長「ッ!?」
店長「貸せ‼」
店長「なんなんだよお前…俺を脅すのか…?」
店長「俺の王国を壊そうっていうのか!?」
店長「だったらなんなんだよ」
店長「は?何のこと?」
店長「っ!!?何…君…なんなんだよ…」
店長「…」
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クローゼットを開ける
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山本『…(泣)』
苦い
苦い…
苦い!
苦い‼
苦い…!
苦い…‼
ガチャ
ギュ
心の中にあったムカムカが
一気に消えちゃった
こんなの初めて
幸せ…‼
ガチャ
俺は…
人を愛したことがなかった…
愛を囁かれたことなら…
何度もあった…
けど
どんな言葉をもらっても
何をしてもらっても
何も感じなかった。
でも…
今は違う
あなたが俺に愛を生ませてくれた
きっとこの先も
もっともっと俺に愛を教えてくれるはず
ねえ…
ありがとう
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その部屋は血まみれで遺体が入った袋がたくさんある
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だから
俺がしなきゃいけないことは
この大切な感情を守るために愛をこぼさないお城を作ることだ。
あなたとずっと幸せに暮らすための
世界で一番甘いお城…
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チラシを貼る
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俺のやるべきこと
こんにちは
ハッピーシュガーライフ
続く…(砂糖少年は愛を食むend)
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!