石神村へ戻る時には熱ももうすっかり下がり平常運転に戻った。
そして
ピカァ
…
司だって話すことなさそうじゃない
と思って見てみたら
微笑みながらこっちを見ていた。
そんなこと言われちゃうと...
行くしかないよね☆
司が心配そうな目で見てくる。心配される方は司の方なのに。
そう言って右手で握りこぶしをつくった。
ちょうど話に一区切り着いたかと思うと、冷凍庫の方から名前を呼ぶ声が聞こえた。
司に軽く会釈して千空のいる方に走って行った。
司said
千空…恋愛について詳しくない俺でも何となくわかる。
冷凍されている間のことはよく知らないが…今の態度でだいたい察した。
そして千空に話しかけられたときのあなたの表情を見るに2人は''りょうおもい''と言うやつなのだろう。
詳しいことは後でゲンやコハクに聞こう。
━━━━━━━━━━━━━━━
NEXT▷▶︎▷▶︎
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。