第52話

頼んだよ、
1,920
2022/01/27 13:06









氷月
千空クン、左へ
石神千空
あぁ…
千空に槍が当たる!!!

とハラハラしたが、千空は華麗に避け、モズくんと氷月の一騎打ちになった。

それは氷月が私達科学王国の仲間になったということだ。

でもなんか戦いにくそう…あっ!
石神千空
コク、みんな!!!出るぞ!!!
クロム
ん?
クロムはわかっていなかったようだけど千空にはしっかり伝わっていた。
コハク
私たちがいると戦いにくいということか?
あなた
氷月はそんなこと気にする人じゃないでしょ?
コハク
コハクの頭に大きなハテナが見える



そして私達は船から出て島へ戻り竹林に入った





パコパコーン

という音とともに竹を20センチ間隔程度に切っていく。

さすがにみんなここに来た理由がわかったようだ
あなた
金狼、槍の太さ覚えてる?
金狼
ん、これか?
金狼
いや、こんな太くなかったような…
色んな太さの竹を手に取り悩んでいる。

曖昧な返事をした竹はカセキじぃに渡してツルツルにしてもらう!
あなた
マグマ!
マグマ
あ?
あなた
確かものを投げる才能に長けているよね
石神千空
確か偽鉄砲投げたのもマグマだったよな
石神千空
今回は正確じゃなきゃいけねぇぞ
マグマ
ガハハ!!!このマグマ様に任せとけ( ᐛ )و
なんてしてるけど本当に大丈夫かな…
私が投げた方が良かったんじゃないか…
マグマ
オリャ!
マグマが投げた竹の筒は綺麗な軌道を描いて、あとから私たちを追ってきた氷月目掛けて飛んで行った。

氷月はまるでけん玉のけん先に玉を指すように竹筒をはめて行った。

その時、頭首像ゲットチームがいる方から大樹の声が聞こえてきた。

「その男、ヤマアラシが持っているのが石化装置だ」と、
みんな
!?
その場にいた戦闘チームは飛び出した。もちろん私を含んで

私たちが着いた頃、大樹がヤマアラシを止めているところで大樹の馬鹿力にヤマアラシも軽く驚いていた。

それよりもヤマアラシの緊迫した表情…
石神千空
あなた!1回戻ってこい!!!
千空の突然の叫び声に驚いたが、わたしにできることは特になかったので言われるがままに千空の所へ行く、

その時確かに カチッ という音がした。
あなた
え、
後ろを振り向くと既に石化している大樹にヤマアラシ、羽京など、そこにとどまっていた人達がいた
やばい、飲み込まれる…!!!

その前に私が出来ることをしなきゃ!
あなた
石化光線の速度は一定…感覚で答えちゃうと時速…ニヤ
あなた
千空!
クロム
千空!
と、クロムと私の声が重なった。クロムの方が千空と距離が近かったため私の声は聞こえていなかった。クロムも時速かわかったのか?
クロム
石化光線の速度は一定だぜ!!!
あなた
あなた
そんなんわかってるよ!!!
そして、クロムの提案から1人ずつラボカー間隔に並んで自分の指先が石化したら逆の手をあげるという作戦だ。

とても非合理的な話だが、みんなでできることと言ったらそれくらいしかないのだろう。
























そして私も石化されていく。
あなた
頼んだよ、千空。
と言って。


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