ちょうど静岡に入る当たりで私達は足を止めた
これは…千空の言葉を借りるならば
そう言ってコハクが背負っていた電話で現状報告をする
長い長い千空先生の話も終わったところで、石神村目指して歩き始めた
すると、電話の音が鳴った
千空達からだろうと思い、出てみると
あなたはそう言って荷物を置いていつも通りの速さで走って行った
あなたが科学王国に着くと、前よりも発展していて、通貨も発行されていた
さらにお城もどきが作られており、その中には寝ている龍水とそれを扇ぐ美女達がいる
自分の仕事は何かと千空を探しているときに、陽、大樹、杠などが原始的な方法で糸を作っている姿が見えた
あなたは杠の後ろに行き、
と、声をかけた
そしてコマを渡された
お決まりのセリフで返事をして、記憶と周りを頼りにやってみる
実際作るのは初めてで最初は戸惑っていたけれど、コツさえ掴めば杠よりも早く進むのであった
そう千空が声をかけてきたのは、糸作りが終盤に差し掛かって来た時だ
千空達工作チームは気球の布以外の部分を作っていたらしい
あなたはここに来た本来の目的を聞く
引き続きって言ってたけど…そろそろ布を作る段階だよね
てかもう杠は布作り始めてるし…これで布を作るのは何年かかるか
杠が目をキラキラさせて言った
よしっ!私の久しぶりの工作だ!!
そしてあなたは千空のいるところに急いだ
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。