第33話

唆るぜこれは!
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2021/09/03 14:36




ちょうど静岡に入る当たりで私達は足を止めた
西園寺羽京
滝の音がするね
あなた
…うん
コハク
崖みたいのが沢山あるぞ!
あなた
…うん
クロム
千空が描いた地図と全然違くねぇか?
あなた
…うんっ
西園寺羽京
僕達は3700年という月日を甘く見すぎていたのかもしれないね
これは…千空の言葉を借りるならば
あなた
唆るぜこれは!
クロム
いや、唆ってどうするんだよ!千空達に連絡だ!
そう言ってコハクが背負っていた電話で現状報告をする
石神千空
「あ゛ーそりゃあそうだわな」










長い長い千空先生の話も終わったところで、石神村目指して歩き始めた





すると、電話の音が鳴った



千空達からだろうと思い、出てみると




石神千空
「あなた今すぐ帰ってこい、テメーの力が必要だ」
あなた
モチのロンだよ!元々そういう約束だからねっ!
クロム
あなた!こっちのことは任せろ!
西園寺羽京
うん、今は電話もあるしね
コハク
何かあったら、私が走って駆けつけるからな!!
あなた
うん!頼りになるね!
あなた
じゃ!


あなたはそう言って荷物を置いていつも通りの速さで走って行った
コハク
…私が行くよりもあなたがこっちに来る方が早いと思った私は何か間違っているか?
西園寺羽京
あはは…あなたは今あるどの方法よりも早く行けるんじゃないかな?
クロム
ヤベーな!!あなたが車になったら完璧なんじゃねえか!!
みんな
あはは…















あなたが科学王国に着くと、前よりも発展していて、通貨も発行されていた


さらにお城もどきが作られており、その中には寝ている龍水とそれを扇ぐ美女達がいる


自分の仕事は何かと千空を探しているときに、陽、大樹、杠などが原始的な方法で糸を作っている姿が見えた


あなたは杠の後ろに行き、
あなた
なーんで糸を作ってんの?
と、声をかけた

‪Σ( ˙꒳​˙ ;)
あっあなたちゃんかぁ( *´꒳`* )
よく糸を作ってるってわかったね
あなた
こんな作り方も有るよって本に載ってたからねっ!
さすが!今から気球を作るんだけど、布が必要なの頼んでいいかな?
そしてコマを渡された

お決まりのセリフで返事をして、記憶と周りを頼りにやってみる

実際作るのは初めてで最初は戸惑っていたけれど、コツさえ掴めば杠よりも早く進むのであった









石神千空
おーあなたもう来てたのか
そう千空が声をかけてきたのは、糸作りが終盤に差し掛かって来た時だ

千空達工作チームは気球の布以外の部分を作っていたらしい

あなたはここに来た本来の目的を聞く
あなた
私って何すればいいの?
石神千空
テメーをここに呼んだのは杠達裁縫チームの手伝いだ
石神千空
要件を言わずともやってくれるとはおありがてぇこった
あなた
へへっ
石神千空
でもこっちはあなたが来る前に完成しちまったからな、引き続き裁縫チームで頑張ってくれ
あなた
了解!
引き続きって言ってたけど…そろそろ布を作る段階だよね

てかもう杠は布作り始めてるし…これで布を作るのは何年かかるか
あなた
杠…
どうしたの?
あなた
織り機、欲しくない?
…欲しい!!
杠が目をキラキラさせて言った
あなた
じゃあ千空に頼んでくるね!!ついでに私も作ってくる!!
よしっ!私の久しぶりの工作だ!!




そしてあなたは千空のいるところに急いだ
















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