第31話

さすが千空っわかってる!!
3,387
2021/08/30 13:07




あなたの秘密?がバレたあと、早速船作りのアイディア出しをしていた





あなたはそれに参加出来ず悔しみながら見張りをしている、でもそれは自分で決めたことなので

あなた
うぅ…しょうがないよぉ…
あなた
でもさぁなんで今日って教えてくれなかったんだよぉ…
あなた
えぇと確か…




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この日は見張りの当番を決めるために、日頃から見張りをしているチームが集まっていた


西園寺羽京
じゃあこれから見張り当番を決めていきたいんだけど、みんなこの日が無理とかあるかな?
西園寺羽京
僕はできるだけ明日の昼は…
銀狼
ぼっ僕もぉその日はね…
金狼
俺はいつでも構わん…が…いや!門番としての任務を私情で怠るわけには!!
みんな用事がある感じ?じゃあ…
あなた
私やるよ!明日の昼の見張り!
あなた
みんな用事あるんでしょ?
あなた
私も空気が読めないほど馬鹿じゃないからねっ!
そういえばこの後、杠達と約束があるんだった!
西園寺羽京
えっ本当にいいのか?これはあなたにとってとても…
あなた
ごめん!私杠達と約束があるから、ほかの見張り当番は適当に決めといて!!



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あなた
って…
あなた
私が悪いじゃん!!!
あなた
しかもそんなのあるって知ったのついさっきだしなぁ…


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あなた
じゃあ見張りいってきまーす!
いつものようにみんなに挨拶をすると
浅霧ゲン
あなたちゃんもしかして見ていかないの?
え?見るって
あなた
何を…?
浅霧ゲン
…え?
あなた
…え?
浅霧ゲン
もしかしてジーマーで知らない感じ?
あなた
だから、何を?
浅霧ゲン
船をどんなのにするかっていうのを決めるっていうのは知ってる?
あなた
うん知ってるよ、千空がキラキラしながら描いていたからね
浅霧ゲン
で、それが今日ってわけ
あなた
えぇぇ!!
ゲンがするような大袈裟な反応をして見せた

いや、今まじで驚いているからね
浅霧ゲン
でも今からあなたちゃん見張りなのかぁ〜
千空ちゃんがどんなの描いたか気にならなぁい?
あなた
ウッ…
ゲン、口説いてきてる…
浅霧ゲン
ていうか、科学王国に敵がいなくなった今!見張りなんてしなくてもいいんじゃないの?
浅霧ゲン
今回のこと羽京ちゃんも楽しみにしていたし、1回くらいサボっても怒られないんじゃなぁい?
確かにそう、今の科学王国に敵はもうと言っていいくらいに居ない、でもたまに元司帝国民の中から今のやり方が納得しないというやつが出てきては暴走し出す
そして千空を殺しにくるのだ
そんなやつや猛獣が来た時のための見張り、
それをサボるなんで…
しかも今ここで折れたらゲンに負けたことになる、それだけは嫌だ
あなた
うぅ…
あなた
行くよぉ…
浅霧ゲン
おっ!じゃあいこいこ!もうみんなの準備始まってるからね
あなた
そうじゃなくて見張りだよぉ…
浅霧ゲン
えっ!そっち!あなたちゃん真面目過ぎない…

ゲンが言い終える前にその場を立ち去った


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あなた
はぁ…


わぁぁぁ!!


すげぇ!


出来るんだったらこれがいいよな…!!
あなた
めっちゃ盛り上がってる…きっと千空のだろうな
遠くで盛り上がってる声を聞きながら明後日を見つめて、
何も変化がなかったことに、安心と悲しさのふたつの感情を持っていた
あなた
まぁ何事もなくて良かったよ、どうせ作っている時に飽きるほど見ることになるだろうからねっ!







ポジティブな気持ちで村に戻り、魚を食べ、夜を明かした











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思っていた以上に船は大きく細かい

大きい分、長さを測るのも設計図を描くのも組み立てるのも大変な作業になる

元大工の腕が鳴るぜ!!

とか思ってたけど…

問題が多すぎた!!!

1つ目
木材が自然にできたものだから強度とかしなやかさが欠けてる!!
2つ目
大工仕事の主な経験者があなたとカセキしか居ないため労働力不足!!
3つ目
誰も本物の船を作ったことがない!!


ということで、あなたは千空にある提案を…
あなた
千空!
石神千空
あ゛ーその続きはわかってる
石神千空
起こしたいんだろ龍水を…
あなた
おっ!さすが千空っわかってる!!
石神千空
そろそろやべぇと思ってきた頃だしな
あなた
それじゃあ…
復活させに行こう!と言おうとしたが、千空の言葉に遮られて
石神千空
だが条件がある
石神千空
俺とテメーだけで行くことだ
え?それだけでいいの?って言いそうになるが、
あなた
え、うん、わかったよ
なんて素っ気ない返事になってしまった
あなた
でもさ、1回南ちゃんに場所を聞いていてもいいかな?
石神千空
あ゛?なんでそこであの記者が出てくんだよ、場所ならテメーが1番見てきたんじゃねえのか?
あなた
それが…私いつもそこに行く時龍介達がいる場所とは反対の場所だったし、とにかく大きい建物って覚えてたから場所なんて分からない…
石神千空
そーゆー事かよ
行くぞ記者の所に
そう言って作業の中止をみんなに告げて元司帝国に向かおうとする千空のあとをあなたはついて行く
あなた
ねぇ合理的が大好きな千空
石神千空
あ゛?なんだよそれ
あなた
多分今あるどの方法よりも私がおぶって行った方が早くて合理的だと思うんだよね
石神千空
おー………
(今一瞬男の俺が女のあなたにおぶられるなんてって考えたよな…)
石神千空
…じゃあ乗ってくわ
あなた
じゃあ剣は危ないから前にして、はい!
そして背中を突き出す
石神千空
クククッお子ちゃま扱いしてんじゃねえよ
石神千空
こちとらテメーよりも1年早く目覚ましてんだ
石神千空
俺の方が1歳年上だ
そんなこと言いながらも背中に乗る
あなた
まぁ脳の使用期間は石化関係ないから同じってことで…ッ
石神千空
ああ((
あなた
舌噛むよ!!
あなたはいつもより遅いスピードでも1時間半ちょっとで着いた








石神千空
ハァハァ…乗ってるこっちが疲れるわ
テメーは疲れねえのかよ
あなた
私はこの道もう慣れたし、いつもより遅かったからね
あなた
早く南ちゃん見つけるよ


司が冷凍保存されている場所目掛けて歩いていると、南ちゃんの司を呼ぶ声が聞こえる
あなた
千空こっち
するとそこには1人でうずくまり
うぅ…司さぁんグスッ
と、これはダメだとあなたは思ったが、千空のある一言に反応し、まるで別人へと変わったのだ
石神千空
仕事だぞ記者
ビシッ…誰が欲しいの?






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猫又
ここの南ちゃんの名ゼリフ!
猫又
覚えてないんです…
猫又
また修行し直してきます…
猫又
じゃ




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