ねぇどうしていなくなっちゃうの?
一生守るって、約束したじゃん
早すぎるよ
テヒョナ______
帰ってきてよ_____
テヒョナは1ヶ月前、事故で死んだ……
付き合って5年の長さだった
5年前_
そう言ったはずだったのに
その日は、私たちの記念日だった。
大好きなテヒョナとご飯を食べに行く日
レストランで食事を終えて帰るところだった
その時だった
キキィィ!
ドンッ!
鈍い音がしてテヒョナは道路に倒れた
テヒョナは血だらけで動かなかった
街の人)救急車呼んで!
救急隊員)大丈夫ですかー!?聞こえますかー!?
テヒョナに呼びかけるが反応がない
救急隊員)今から救急搬送します。ご家族の方ですか?
救急隊員)じゃあ乗ってください!
病院
医者)あなたさんですか?
医者)最善を尽くしましたが、残念ながらテヒョンさんはもうダメでした……
私はその場で崩れ落ちた
大声で泣いた
そしてこの事故から1ヶ月……
まだあのことを思い出すだけで泣いてしまう
でもある日突然
ピンポーン
テヒョナは家に上がってきた
テヒョナはいつもと同じ場所に座った
それから、いつものようにスマホをいじる
今の状況を理解出来てない……
私は言われた通りにした
私はテヒョナの手を握ろうとした
スッ
え?通り抜けた
私は少し考えた、けどすぐ答えは出た
テヒョナがだんだん消えかかってきていた
そしてテヒョナは消えた
最初は夢だと思った、けど嘘じゃないってすぐ分かった
テヒョナが座っていた所にはかすかにシワが残っていたから
半幽霊でもシワが残ってるって思って
嬉しかった……テヒョナが本当にいから……
私はそういった。その時
そうテヒョナが言ったように聞こえた
私はこの日からもう泣かないと決めた
END_
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。