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第4話

4✩⃛ೄ
2,052
2022/06/28 03:37
恭平side









き「へ?、、、」



俺は道枝くんに、



押し倒されてた。




ものすごく近くに道枝くんの顔がおって



目があって、今まで感じたことないくらいバチバチバチッてなる。



道枝くんの目は眼鏡越しでもすごく綺麗で



長いまつ毛とか、キラキラしてる瞳とか、



見つめ合いすぎて




頭真っ白になりそう。




目をそらそうとしても、なぜかそらせなくて、




心臓がどくどくなって、、









み「、、、高橋くん?、大丈夫?」




き「、、、ぁ、ご、ごめんっ!」



結構長い時間見つめていたことに気づいて、がばっと起き上がった。



み「俺は怪我ないけど、高橋くん頭打っとるし、、、あ、ちょっと待っとってな」



体育倉庫を出て行く道枝くんをぼーっと見つめる。



そういや頭打ったんやっけ、と思っておでこをそっと触ると、少し痛みが走った。



でも、その痛みよりも、心臓のほうが苦しかった。



それが不思議でしかたなかった。




み「はい、これ」



戻ってきて道枝くんが渡してくれたのは保冷剤を巻いたハンカチ。


み「これで冷やし」



き「、、あ、ありがとう」



そういうと、道枝くんは少し微笑んだ。



その姿にもまた、パチッとしてしまう。



き「ぁ、ぁの、」




俺が言いかけた瞬間その空気を壊すかのようにチャイムがなりひびく。




み「あ、もう5時半か、俺帰らな」




き「あ、、、ごめん、俺のせいで、、、」




み「ううん、全然大丈夫やで。ごめん、俺先戻ってもええ?」




き「あ、うん、全然大丈夫」




み「なんかあったら保健室行くんやで、じゃあ高橋くん、またな。」




き「うん、ありがとうな」







道枝side





そのまま小走りで出て行った。



でも、ドアを閉めた途端、なんだか力が抜けて




み「はぁ゛ぁ〜〜〜〜、、、」




ドアを背に座り込んだ。




まだ心臓の音がうるさい。




あの声を、あの顔を思い出すだけで、




顔が熱くなって、口角が上がってまう。




み「やば、、、、俺、どうしちゃったんやろ、、、」








高橋side



出て行く道枝くんをぼーっと見つめて



手に持ってるハンカチをふと見る。



き「これ、返さな、、」



ぽつんと呟いて、また十分前くらいのことを思い出して、顔がシュボッと熱くなった。



き「もうなんなん、あいつ、」



誰もいないのになんだか恥ずかしくて腕で少し顔を隠した。