愛されないのは知っている
嫌われないのも知っている
作り笑いは心得てる
君の前では泣かないし
傍に居なかったとしても咲いてるよ
居場所がなかったとしても咲いてるよ
もし、枯れてしまいそうになったら…
愛を少しだけください
言葉を選んで伝えてみても、1%も伝わらない。
なんかちょっと勿体ないのかな…
キリも無いし
君が皆に飛ばしてる
「無差別拡散甘言集」
僕には関係の無い事なのかな…
気になっちゃってるんだ
いつ泣いたんだっけ?
いつ笑えてたんだっけ?
散らばっていく感情は
あっちこっちそっち…色んなところにに散らばっていく
愛されない咲いちゃって…
嫌われないまま枯れてしまいそうで…
作り笑いも萎えてきて…
「ソロソロミズヲアゲマショウカ?」
気になって振り向いて見ても
欲しがって上向いたとしても
空っぽ…空っぽなんだよ
「愛を少しだけくださいな」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。