アラジン「ハァ…ハァ…おにいさんたち、たすけて…僕らに水を…」
あなた「あ…ハァ…ハァ…アラジン、あっちに湖が見えるよぉ〜……」
もう何日目か分からない砂漠での旅
飲み物も食べ物もそこを着いてしまった
今私たちが頼んでいる人達が、砂漠を旅する弱者を襲う、盗賊団であることは百も承知である
………………が、、、もう私の頭は機能してはくれない
「盗賊のアジトに来て"助けて"だとよ」
「身ぐるみはいで売っぱらえ。嬢ちゃんの方はそのまま奴隷狩りの奴らにでも売っちまおうぜ」
ギャハハハハハハ
盗賊たちの笑い声が響くのと同時にウーゴくんの手が出てきた
それも、効果音付きで
「「「「ギャーーーーーｯｯ！！！！！」」」」
そりゃー、そーなるわぁ…………
アラジン「食べ物……食べ物をぉぉう……！！」
あなた「水……水を、ちょうだぁぁぃい…」
「イヤァァァ！！食べないでぇぇえええ！！！」
そのあとは、きちんと水を分けてもらいました。
食べ物もね、ちょっとだけ……ケチ(小声)
ライラ「買った、買った！新鮮な西瓜、ハミウリ、白杏子、この町じゃ取れないもんばっかだよ！！」
サアサ「すごいわ、ライラのおかげよ！」
ライラ「えへへへ……さーて、張り切って売り切るぞー！なんせ、無事に運び抜いた大切な商品だもんな！」
ま"りま"りま"りま"り
ズューズューズューズュー
ライラ「………………な…なんだてめっ！？」
アラジン「やぁ。僕はアラジン。旅人さ。」
あなた「ムシャムシャムシャムシャ」
やっば、うまっ
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした！<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。