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第13話

12話
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2021/03/25 13:04
アリババ「酒は、こう使うんだよ!!」





ブンッ

バチャ





アリババ「砂漠・ユリ科の肉食植物は酒に酔うんだ!酔いつぶれたら地中に帰ってくれる。今のうちに逃げるんだ!!」







シュルシュルシュル







「アリババ!!まだだ!!」

アリババ「!!……酒が足りてねぇ…!!!くそぉーっ!!

こんなとこで…死んで…たま、るか……」







































あなた「アラジン!!!!!」

アラジン「飛べっ、魔法のターバン!!」









その瞬間、アラジンの髪につけていたターバンが大きくなり、酒を一気に持ち上げた








アラジン「あきらめないでよ、おにいさん!」

あなた「さっきまでの威勢はどこ行っちゃったんだい?」

アリババ「……!!!」








アラジンとあなたが乗っているターバンは空を飛んでいた







アラジン「おにいさん、嘘ついたの?お金でもお酒でも買えないもの、もっと僕に教えてよ!」

あなた「私もまだ知らないことがあるからさ!」






「やめろぉぉぉ!!!わしのぶどうをどうする気だぁぁあああ!!!

絶対やめろ!!後悔するぞ!!よーく、よーく考えろ!!

こんな小汚い小僧1匹とわしの酒とどっちに価値があるのかを……!!!

イヤァァァ!!!!!!!!!」





あなた「それ行けぇぇぇえええええ!!!」

「ギャァァァァアアアアアア!!!!!」








豚のおじさんが、ガクガク震えて、気絶したのはとってもいい気持ちだった
























「娘をありがとうございます……!」

「俺たちの馬車もおかげで助かったしよ」

「ぶどう酒の弁償代はみんなで手分けして払うって」

アリババ「ありがとう……でもよ、俺だって金持ちを殴ったんだぜ……金は、また働いて返すさ……」







あなた「出る?アラジン?」

アラジン「全然出ないよ、さっきからずっとやってるんだけど」

あなた「私がやろうか?」

アラジン「うん、」




あ、久しぶりだなぁ

これ吹くの、小さい頃は私もこれ吹いて遊んでたんだよ?




アリババ「さっきからお前ら何やってんだよ」

あなた「フーッ、フーッ、」


プピッ


あなた「あ!出たあ!!!アラジン、出たよ!」

アラジン「ウーゴくんが出てきたあ!!!」









ニュルニュルニュルニュル










「「「「ギャァァァァアアアアアア!!!」」」」





アリババ「(あれは、蛇なんかじゃねぇ……あれは、伝説の……ジンの金属器!!)」


















アラジン「それにしても、あなたもあれできたのかい?知らなかったよ」

あなた「私が小さい頃あれ吹いて遊んでたんだよ、ウーゴくんは、出なかったけど」







まぁ、そりゃあの時は体と顔くっ付いてたし…







アラジン「じゃあ、初めて出したのかい?すごいじゃないか!!」

あなた「アラジンができることは私はなんでもできまーす」

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