アラジン「紹介するね!僕たちの大事な友達のウーゴくんです!!」
ウーゴくんという言葉が聞こえて、私はそこから話に入る
今までも話していたそうだけど、あいにく私は食べ物のことで頭がいっぱいだった
あなた「…アラジン、それじゃ笛が友達みたいな寂しいやつになるじゃないか」
アラジン「あ、それもそうか……フゥ〜」
ニュニュニュニュニューーーー
うーん、アホなのかなぁ?こんなとこで出したら驚くに決まってるだろーに
ワシっ
パサッ
シュッ
モグモグ
この流れは、一瞬のうちに行われた。誰も声は出さなかった
やっと、声を出したのはそれから少し経ってからだった
ギャァァァァアアアアアア!!!!!!!!
ライラ「な、なんだ今の……腕?!いや、蛇か……!?」
アラジン「違うよ、ウーゴくんだよ」
あなた「ウーゴくんはシャイなんだよ、許してあげてね」
ライラ「(な、なんだコイツら……!笛の中に得体の知らないバケモン飼い慣らしてやがる……!)」
"おい、あれ見ろよ"
"あの女、もしかして…………"
ライラ「あー、あのふざけたガキどものせいで今日は散々だった……妙な真似だけはさせないようにしないとな…………」
サアサ「……」
アラジン「(*˘꒳˘*)スヤスヤ」
ライラ「…………」
ベリィ!!
バタン!!
あなた「なんだい……?またアラジンかい?」
ライラ「なんだよ、このガキ?!」
アラジン「何をするんだい、おねえさん……」
ライラ「お前が何すんだ!!」
アラジン「あたたかくてつい添い寝をしてしまったようだよ」
ライラ「今のを添い寝と呼ぶなら引きちぎるぞ
てか、お前こいつの姉だろ!?ちゃんと面倒見ろよ!!」
あなた「うーん、そんなこと言われてもなぁ…ぶっちゃけセーフじゃないかい??」
ライラ「アウトだわ!!」
いや、まだセーフのはずだ
そりゃ、大の大人がこんなことをしたら犯罪になりかねないけど、アラジンだ
まだ子供のアラジンならセーフである
そして、私はあまりアラジンを怒りたくない
可愛いから………………(〃ω〃)
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!