第7話

だァレ? 2
985
2020/11/18 10:46
!………………………………あなた!
誰かに呼ばれたような気がして、重たい瞼を開けた。
五条悟
五条悟
あなた!ッ!硝子!傑!あなた起きた!
夏油傑
夏油傑
あなた!
家入硝子
家入硝子
あなたッ!
五条悟
五条悟
あなた!大丈夫か?お前1ヶ月以上も目ェ覚まさなかッ[だぁれ?]え?
貴方
貴方
貴方達だれ?
あなたは小首を傾げる。
夏油傑
夏油傑
は?
家入硝子
家入硝子
え?
3人とも驚きを隠せず何処から出たか分からない様な声を出した。
五条悟
五条悟
あなた?悪ふざけはよせよ。何言ってるんだよ。
家入硝子
家入硝子
あなた?ほんとに私たちが分からないの?
夏油傑
夏油傑
あなた、うそ、だよなぁ?
3人は信じられない、とでも言うような顔をしている。
貴方
貴方
えっと、はじめまして、ですか?
五条悟
五条悟
あなた……。
そう悲しそうに言う。
貴方
貴方
何でしょうか?
そう言って悟に優しく笑いかける。
ポツポツと音がする。
貴方
貴方
貴方
貴方
あの、大丈夫ですか?
五条悟
五条悟
ッ、ヒグッ、エグッ  っ、一緒ッ、スイーツ食べに行くってッ、言っただろうが。
悟の涙の落ちる音だったのだ。
貴方
貴方
えっと、あ、あの。
家入硝子
家入硝子
五条……
貴方
貴方
あの、私でよければスイーツ、行きましょうか?
五条悟
五条悟
!ああ、勿論だ、行こう。一緒に!俺らの事また1から教えるから、だから、少しずつでいいからさ、思い出してくれよ?
貴方
貴方
……うん。
くしゃっと笑うあなたに微笑ましく思う五条悟。
2人のやり取りを見て、良かった、そう思う家入、夏油。
家入硝子
家入硝子
じゃあ私達はそろそろ行くよ。
夏油傑
夏油傑
そうだな。じゃあな、あなた。
貴方
貴方
うん。またね。
そう言いニコッと笑う。
その笑顔を見て家入と夏油はニッコリと微笑み返した。

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