第18話

✧︎episode:12✧︎
572
2021/01/05 16:52
黒崎
黒崎
夜蛾学長に何て言ったんですか?
五条悟
五条悟
2時間くらい遅れるように時間を伝えておいたよ。
黒崎
黒崎
うわぁ…2時間

私が五条先生の夢を叶えたいと言って、昨晩の特級2体の襲撃から、怪我も回復したところで、今日の朝急に彼が私にでかけるよ!とひとことだけなのに訪ねてきて、久しぶりの休暇のはずなのに早朝から大急ぎで支度せねばならない事になり、何をするんですかと回らない頭で必死に聞くと、
五条悟
五条悟
いやぁ、だってあなたさ、この前ー
僕の夢を叶えたいって言ってくれたじゃない?
だから保守派の京都校の楽巌寺学長の所へ行って一言物申しに行こうと思って!名案でしょ?





______呆れた。かもしれない。
その事だけのためにいきなり早く起こされ休暇だったはずの日を消された私の気持ちを考えてほしい。











とまぁ、こんな感じでいろいろあって、今に至る。

京都校………私は去年、一昨年と交流会には参加できていない。いろいろと任務を上から直々に任されることが多かった故に今年が初めてとなる。つまり、ここへ来るのも初めてだし、楽巌寺嘉伸と会うのも初めてなのだ。
黒崎
黒崎
(いったん深呼吸___)
五条悟
五条悟
夜蛾学長は暫く来ないよー
嘘の予定を伝えてあるからね。
ガラッと扉を開けると座っていたのは楽巌寺嘉伸、そしてお付のよつに姿勢よく立っているのは京都校の生徒だろうか。
黒崎
黒崎
っていうかちょっと待ってくださいよ!!
五条悟
五条悟
まぁまぁ、座りなよ
楽巌寺学長の目の前にドカっと座ると
こっちへ来いと手招きをされる。
黒崎
黒崎
……失礼します。
緊張で少し硬くなりながら
彼の隣に座る。
五条悟
五条悟
その節はどーも。
楽巌寺嘉伸
楽巌寺嘉伸
はて、その節とは?
五条悟
五条悟
とぼけるなよジジィ、虎杖悠仁のことだ。保守派筆頭のアンタも1枚噛んでんだろ?
楽巌寺嘉伸
楽巌寺嘉伸
やれやれ、最近の若者は敬語もろくに使えんのかのぉ。
五条悟
五条悟
はなから敬う気がねーんだよ。
最近の老人は主語がでかくて参るよホント。
黒崎
黒崎
ちょ、先生…
三輪霞
三輪霞
ちょっと!
先程突っ立っていた少女がいう。

この髪色、そういえば京都校の三輪霞ちゃんだったか………?
三輪霞
三輪霞
これは問題行動ですよ。
然るべき所に報告させて貰いますから、
五条悟
五条悟
ご自由に。こっちも長話する気は無いから
黒崎
黒崎
(私の居る意味とは………)
五条悟
五条悟
…昨晩、未登録の特級2体に襲われた。
楽巌寺嘉伸
楽巌寺嘉伸
ほぉ。それは災難じゃったの。
五条悟
五条悟
勘違いすんなよ。
僕にとっては街でアンケートとられたぐらいのハプニングさ
五条悟
五条悟
その呪霊たちは意思疎通が図れたし、
同等級の仲間もまだいるだろう。
敵さんだけじゃない。
秤に乙骨、そっちの東堂。
生徒のレベルも近年急激に上がってる。

去年の夏油傑の1件、
そして現れた宿儺の器_____
楽巌寺嘉伸
楽巌寺嘉伸
……何が言いたい
五条悟
五条悟
ククッ…わかんないか
五条悟
五条悟
あんたらがしょーもない地位や伝統のためにせきとめていた力の波が、もうどうしようも無く大きくなって押し寄せてきてるんだよ。
五条悟
五条悟
これからの時代は特級なんてものさしじゃ測れない。牙を剥くのが僕だけだと思ってんなら、痛い目みるよ?おじいちゃん!!
楽巌寺嘉伸
楽巌寺嘉伸
__少し、お喋りが過ぎるかの
黒崎
黒崎
っ!?
五条悟
五条悟
おー怖。
それと、あなたももうこっちのモンだからこれからはいいように使えなくなるからね。
あと僕、悠仁の件もあなたの件も両方許してないから♪

チラッとこちらを見た。


どうやら今が言う時のようだ。
黒崎
黒崎
…初めてお会いした方に言うのも失礼だと思いますが、

私は今まで呪霊を祓う事以外には特に何も思っていませんでした。その伝統も地位もどうでもよかった。
けどきっとあなた方はそこに付け入ってほぼ感情もないと言えるくらいだった私を使って今まであまり人と関わらせないようにしていた。
黒崎
黒崎
けど宿儺の器、いや、虎杖悠仁という1人の人間と会って、そして私自身が感じた"死"、他人の死によって私は彼が宿儺の器だからって殺されるのは間違ってると思いました。

悠仁はきっと、心優しくて、困った人がいたらすぐに助けるような根っからの善人だ。

なのに、あなた方は多くの犠牲を止めるため_いや、もし宿儺によって大量虐殺された後の責任を取りたくないが為に1人の命を亡くすことを考えた。
黒崎
黒崎
たしかに、天秤にかければわかりますよ、多くの犠牲と1人の死によってかからない命、どっちをとるかなんて、そんなの1人の犠牲によって助けられる方を選びます。
黒崎
黒崎
でも、あんたらは"1人の命ですら"大切にすることもわからないんですか?
天秤にかける以前に命ってどれくらいの重さなのか理解してねえなら呪術師以前に人なんてやめてしまえ。

虎杖悠仁"は"人を殺さない。
この際両面宿儺が中にいるとかもうどうでもいい、2人は別々なんですよ。
黒崎
黒崎
それと、私は1級になりたいとかなりたくないとかどうでもいいし、クソ喰らえ。
そんなん決めてる暇あんなら個人ランク戦でもやっとけって話。
黒崎
黒崎
私が私らしくいられるなら、
言われたことをやってるだけじゃつまんない。

どうせ呪術師なんてロクな死が待ってないんだ。ならせめて私がやりたいことをやれるくらいに強くなる。


呪術師以前に私は私で、1人の人間の人生を歩んでて、その中に私は呪術師をやってるってだけ。
もう、死んでしまう人の目の前で、
情けない姿は見せたくない。

呪霊を祓う、この気持ちは変わらない。
けど、今までの私は殺すことしか考えてなかったんだ。それってきっと、ただの殺人鬼と同じなんだ。

相手が呪霊であっても、殺すことしか考えていないのと、呪霊によって犠牲となった人達の死を背負って殺すのとでは意味が全く違う。


同情でも可哀想とでも思っている訳じゃない。

同情とか可哀想とか言ってるのはそれは他人事だと思っているから言えるんだ。




悠仁は違う。

彼は同情も可哀想とも思わない。
ただ、目の前にある死を少しでも救えるのなら、残された人達の気持ちも救われるのならと、少年院のとき、遺体を遺族へ返そうとしていたと聞かされた。



私も、もう間違えない。


残されたこの命と、呪術師という人を守ることができるこの人生を、私が私らしくいられるように選んだんだ。


あの時、そう誓ったんだから。
黒崎
黒崎
ってことなんで。
私は私の意志でやらせてもらいます。
命の重さがわからない奴について行く気なんてないので。
もちろん、彼の願いを叶えたいと言っても、私の意志と合うところがあるだけなので、もし否定したりするなら私は私でやりたいことをするだけです。

___相手が彼だからなんてこともないです。
ただ今は、彼の考えが理解できるだけで。
五条悟
五条悟
…っははっ!
いいねぇ、そういう所。
すごく好きだよ?
黒崎
黒崎
_はいはい、自己中心的ですよ、
てかこれ本当ですから。
貴方がもし命大切にしないような事をしたら許しませんから。
楽巌寺嘉伸
楽巌寺嘉伸
ではもし、虎杖悠仁が両面宿儺と替わり、身体の特権を一時的に戻れなくなり、その間、両面宿儺によって大量虐殺をされたとしたらどうする?
黒崎
黒崎
____
黒崎
黒崎
___その時はその時ですよ。
だからと言って虎杖悠仁を殺す確実な理由にはならない。
楽巌寺嘉伸
楽巌寺嘉伸
矛盾しておると思わないのか??
貴様の言う通り、両面宿儺"が"人を殺したとして、そいつが罰を受けるには虎杖悠仁を殺すしかないのだぞ?貴様が言っておるのは単に虎杖悠仁を殺したくないという事だ
黒崎
黒崎
それの何が悪い
楽巌寺嘉伸
楽巌寺嘉伸
なっ___
五条悟
五条悟
ククッ…
黒崎
黒崎
私は虎杖悠仁を殺したくない。
けど両面宿儺は祓う。
その2つが共に叶うなんて可能性は少ないけど、"ないとは言いきれない"。
もし悠仁が宿儺の指を全て取り込んだとして、悠仁が確実に宿儺に乗っ取られるとも言いきれないなら、それまでよ。
黒崎
黒崎
矛盾してても、私はいいと思ってる。
絶対なんてことは絶対ないのよ。
ただ一つの可能性に、今は賭けてるだけ。
楽巌寺嘉伸
楽巌寺嘉伸
貴様_____
五条悟
五条悟
んじゃ!
言いたい事は2人とも言えたみたいだし、退散しまーす!さ、あなた、帰るよ~
黒崎
黒崎
え、ちょ…
楽巌寺嘉伸
楽巌寺嘉伸
五条悟!!
五条悟
五条悟
あ、夜蛾学長はあと2時間くらいでくるから。バイバーイ!


私の背中を押すようにして去ると、
後ろから聞こえる程の楽巌寺学長のため息が聞こえてきた。


黒崎
黒崎
…なんか、疲れました。
五条悟
五条悟
え?大丈夫?おんぶしよっか?
黒崎
黒崎
子供じゃないんで。
あと気疲れってやつです。
五条悟
五条悟
えぇ~?なら僕だって疲れたよ。
君ら話長いんだもん。
黒崎
黒崎
言いたい事言いに行くって勧めてきたのはあんたでしょうが……!
五条悟
五条悟
はぁー、ぼく疲れたな~
あなた肩貸して~
黒崎
黒崎
うわっ
190cmの巨体が私の肩に腕をまわして
体重を任せてきた。
五条悟
五条悟
うわっ…体格差酷いな~
目線すごく落ちたんだけど。
黒崎
黒崎
馬鹿にしてますよね、シバきますよ
あと重い。
五条悟
五条悟
嘘嘘!ちっこくて可愛いね~って意味!
黒崎
黒崎
だ~か~ら~!!


今日気疲れするはめになったのは
根本的な理由として彼のせいだ。

いったん離れて思いっきり脇腹をなぐろうと拳を振るうも、見えない壁によって阻まれる。
黒崎
黒崎
こーゆー時ばっかり無下限使いやがって!
五条悟
五条悟
生徒が先生を殴るんじゃありません!
黒崎
黒崎
ほぼ先生じゃねえよ
無断に生徒の部屋に入る先生見た事ねえよパワハラでもセクハラでも訴えるぞ
五条悟
五条悟
いやーん口が悪い!
三輪霞
三輪霞
あ~の~!!!
待ってくださ~い!
黒崎
黒崎
あ、さっきの…
三輪霞
三輪霞
はい!京都校2年、三輪霞と申します!
よかったら写真とってくれませんか!
黒崎
黒崎
(すごいギャップ…さっきあんなだったのに……かわいい…)
黒崎
黒崎
だそうですよ先生。はやく終わらせて_
五条悟
五条悟
え?あなたもでしょ?
黒崎
黒崎
ん?
三輪霞
三輪霞
あ、あなたさんもお願いします!
憧れだったんです~!

キャッキャと今時の普通の女子高生みたいにはしゃぐ。本当に呪術師にしては珍しい本当に普通で良い子すぎた。

黒崎
黒崎
私、そんな憧れになるような人間じゃないけど……
三輪霞
三輪霞
そんなことないです!
同じ刀の使い手なのに、こう、呪具なのに生き物みたいに使ってたりとか、あと!さっきすごくかっこよかったです!
黒崎
黒崎
あ、ありがとう…
三輪霞
三輪霞
こちらこそですよ!
五条悟
五条悟
んじゃあ撮ろっか!



ハイ、チーズ♪
三輪霞
三輪霞
うっひゃひゃああああっ…!
ありがとうございました!
お二方かっこよかったです!
五条悟
五条悟
どーもどーも♪
三輪霞
三輪霞
あと、あなた先輩!
黒崎
黒崎
三輪霞
三輪霞
今度の交流会が終わったら、
私に刀の使い方というか、教えてくれませんか!
黒崎
黒崎
ん…私でよければ。だけど

顔をパァァァァっと明るくさせる。


三輪霞
三輪霞
ぃやった~!!!
ありがとうございます!
ではまた!


楽巌寺学長のいた方へと嵐のように戻っていった。
五条悟
五条悟
よかったね♪♪♪
黒崎
黒崎
何がですか
五条悟
五条悟
んー?可愛い後輩がまた増えたねってこと。嬉しいでしょ?
黒崎
黒崎
それは……まあ。
五条悟
五条悟
はやく真希とか野薔薇にも会いたいでしょ?会いに行こうか?
黒崎
黒崎
__いや、大丈夫です。
もう少し強くなってから、交流会で悠仁と一緒に会うことにします。
五条悟
五条悟
いいの?
黒崎
黒崎
はい。
後輩の前では強くいたいので。
五条悟
五条悟
___そっか、
じゃあ、帰ろうか。
今この世界で普通に過ごしている非呪術師達の時間も、もちろん後輩達のあの笑顔も、守るためにはもっと強くならなければならないと、より一層感じた。


その為には、もっと彼自身の強さを実感しなければならない。

黒崎
黒崎
帰ったら稽古つけてください。
今度こそ1本とりますから。
五条悟
五条悟
お、やれるもんならやってみな~
どうせとれないとおもうけど。
黒崎
黒崎
その余裕そうな口も閉ざすくらい本気でやりますから覚悟してくださいね?


こうして、
およそ1ヶ月間に及ぶ彼と悠仁との特訓がこれからまた始まろうとしている___












そして、1ヶ月後、某日








五条悟
五条悟
今回、僕とあなたは引率できなくてね、でも安心して。信用出来る後輩を呼んだから
虎杖悠仁
虎杖悠仁
こうはい?
黒崎
黒崎
誰……?
五条悟
五条悟
脱サラ呪術師の
七海健人くんでぇ~す!!
七海健人
七海健人
その言い方やめてください。
黒崎
黒崎
あ…お久しぶりです!健人さん!
虎杖悠仁
虎杖悠仁
あなたさん知ってんの?
黒崎
黒崎
うん、前に1度任務で会ったことがあって。一緒に同行させてもらったり、たまに稽古つけてもらったりしてたな。私が尊敬できる人だよ。
黒崎
黒崎
(やった……健人さんと久しぶりに会えた…あとで稽古つけてもらおうかな)
虎杖悠仁
虎杖悠仁
…先輩のあんな嬉しそうな姿見た事ねーな
五条悟
五条悟
七海と会うといっつもあんなだよ。浮かれちゃってさぁ
虎杖悠仁
虎杖悠仁
脱サラ…なんで初めから呪術師にならなかったんスか?
七海健人
七海健人
まずは挨拶でしょう、
はじめまして、虎杖君
虎杖悠仁
虎杖悠仁
あ、ハイ。ハジメマシテ
七海健人
七海健人
私が高専で学び気づいたことは



呪術師はクソという事です。
虎杖悠仁
虎杖悠仁
………へ?
七海健人
七海健人
そして一般企業に働き気づいたことは、




労働はクソということです。
虎杖悠仁
虎杖悠仁
そーなの?
黒崎
黒崎
呪術師はクソ……
五条悟
五条悟
え、ちょっとこっち見ないの!
七海健人
七海健人
同じクソならより適性のあるものを。
出戻った理由なんてそんな感じです。
黒崎
黒崎
(相変わらず冷めてるなぁ、そこがかっこいいんだけど。)
七海健人
七海健人
虎杖君、
私と五条さんが同じ考えだと思わないでください。私はこの人を信用してるし信頼してる、
七海健人
七海健人
でも尊敬はしてません。
五条悟
五条悟
えぇえ!?
七海健人
七海健人
上のやり口は嫌いですが、私はあくまで規定側です。
七海健人
七海健人
話が長くなりましたね、要するに、
私も貴方を術師として認めていない。


宿儺という爆弾を抱えていても、己は有用であると。そう示すことに尽力して下さい。
黒崎
黒崎
(…悠仁はどうでる?)
虎杖悠仁
虎杖悠仁
…俺が弱くて使えないことなんて、ここ最近嫌という程思い知らされてる。
虎杖悠仁
虎杖悠仁
でも俺は"強くなるよ"。
強くなきゃ、死に方さえ選べねえからな。
黒崎
黒崎
………
黒崎
黒崎
(やっぱり、悠仁は死に方を重要視してるのかな。自分にとっても、誰にとっても。)
虎杖悠仁
虎杖悠仁
言われなくても認めさせてやっからさ。
もうちょい待っててよ。
七海健人
七海健人
いえ、私でなく上に言ってください。
虎杖悠仁
虎杖悠仁
あ、ハイ…
黒崎
黒崎
………ん、というか。
僕とあなた"は"引率できないって言いました?
五条悟
五条悟
うん。そうだけど
黒崎
黒崎
え!私、健人さんとは__
五条悟
五条悟
あなたはこれから僕と女子校の捜査。並びに"怨霊祓い"に行くからね!
黒崎
黒崎
はぁああ!?怨霊って、それ憂太のアレみたいな___
五条悟
五条悟
あれほど強大ではないと思うけど、重い任務をあなたに任せるくらいならこれぐらいでしょ。
黒崎
黒崎
ていうか、またあんたといないといけないんですか…

もうそろそろストレスの限界で死ぬのでは…?と思う様になってきた。

さっきまで気分は上昇してたのに、一気に氷河期入ったんじゃないかぐらいの勢いで下がった。
黒崎
黒崎
身も心ももつのか?私………
五条悟
五条悟
大丈夫大丈夫!
僕がいるから~
黒崎
黒崎
健人さん………任務終わったら稽古つけてくれませんか………
七海健人
七海健人
まぁ、私が生きているならですが。
それと貴方も。色々な意味で、
黒崎
黒崎
はい………ガンバリマス
五条悟
五条悟
さ!話も終わったところだし、
悠仁、頑張ってね
七海、よろしく。
虎杖悠仁
虎杖悠仁
うっす!
七海健人
七海健人
では、また今度。
五条悟
五条悟
よぉーし!んじゃ行きますか!
花嫁修行♪
黒崎
黒崎
ぁぁぁぁぁぁ………

そして私は悠仁と別れ、2人共が重い任務を任せられることになった。


正直、不安しか感じないが
また新たな経験を積む為に、強くなるために、守るために祓う、そう思った。
まだこの時までは。

















この時の2人にはまだ、
"呪い"とは何たるかをはっきりとは理解していなかった_____.


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作者
作者
はい、次の主人公の任務は女子校での怨霊退治です。

少し本誌の0巻のネタを含めようと思ってます。ネタバレ回避したい方は避けてください🙇🏼‍♂️お願いします。

そんなに深くまでは含めませんが、乙骨くんが回想で普通に出てきます。




それと、今回の話、自分でも私何書いてるんだろ…って思うこと多々あったので、少し変かもしれなかったです。ごめんなさい😢
作者
作者
とりあえず主人公は
犠牲者のことを同情したりしたくないし、可哀想とも思わない。そうしてしまったらまるで他人のように扱うようで、自分が正しいと決めつけるのが嫌。自分は死んでしまった人の分も戦うと決めたんだ!という意志をもつようになったということだけは理解して貰いたいです。
それと!
お気に入りが50いきました!

ありがとうございます😭😭😭
感謝の言葉でいっぱいです。


年末年始で更新遅くなりましたが、
引き続きよろしくお願いします!!

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