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その頃…
~駿佑.自宅~
『…』(ペラッ
花柄のノートにチェックを入れた。
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✔質問大会をする。
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これはあなたが"記憶を失う前、使っていたノート。"
本来ならチェックを入れるのは俺じゃない。
けどあの人がいなくなったから、
このノートは"意味を持たなくなった。"
それでも、俺が使ってる理由は一つ。
あなたの為に、
"俺があの人の代わりになる"と決めたから──────。
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~回想~
あなた「このノートにやりたいことたっくさん書いて、」
あなた「一緒に叶えよう!」(ニコッ
??「、そうやな…!」(ニコッ
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??「…」
あなた「ッッ─────(涙)」
…
『…ッ』(あなたと??を見つめる.)
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ザワザワ…
『"五年後…、俺はキミにッ花束を贈る…ッッ"』(ポタ、ポタ…
あなた「ッ…!!」
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~現在~
『、』
ふと思った。
俺はあなたに沢山隠し事をしてるってこと。
"俺の特殊能力."
"五年前のあの事故の真相."
"俺があなたを騙してるってことも───────."
『あなた、嘘ついてごめんな…ッ』
なんてことを一人、ポツリと呟いた。
ッでも許してやあなた、。
全部、
"キミの為"やから…
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!