第9話

嫉妬(水溜まり)
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2019/06/26 13:19


あなた「ねーねーー、トミー?」


トミー「…………」


あなた「ねーてばーー」


トミー「うるさいなぁ」


トミー「今、会議の資料まとめてるの」


あなた「かまってー?」


トミー「後でな」





こんな感じで最近はかまってくれない……。


忙しいのはわかるけど_________。








あなた「何で構ってくれないの。」


あなた「……ねぇ。嫌いなの……?」


トミー「はぁ?そんなこと言ってねぇだろ」


あなた「だって!全然構ってくれないじゃん!」


トミー「こっちだって色々あるんだって!」


あなた「もう、いいよ!」






私は部屋を出て自分の部屋に行った。



あなた「違うよ。こんなこと言いたかったんじゃ……。」


あなた「本当は構って欲しいだけ……。」


あなた「トミーが忙しいのはわかってるのに。」




私は最低だ……。

彼氏の気持ちもわかってあげられない。


自分勝手なやつだ。









トミーside



つい、強く言ってしまった。


彼女のことを優先できないなんて。


久しぶりの喧嘩だ。





プルルルル📞



ん?誰かから電話だ……



?「もしもしーー?」


トミー「あぁ、エイジか」


エイジ「あれ?なんか元気なくないっすか?」


トミー「実は……」


俺はさっきのことをエイジに話した


エイジ「マジすか?それは謝った方がいいっすよ」


トミー「そうか……」




彼女想いのエイジが言うならきっと

謝りに行くのが正解なんだろう。



とりあえず様子を見に行こう。







グスン…… グスン……




扉の向こうから泣き声が聞こえる





トミー「あなた!?」



あなた「……えっ、あ、」




俺はつい扉を開けてしまった






あなたside





トミー「ごめん……。泣かせた。」


あなた「いや、いいの、私がしつこくし……」


あなた「……えっ?…………」




私はトミーに抱きしめられていた。





トミー「ごめん。構ってやれなくて。」


トミー「これからはちゃんと話聞く。」


トミー「だからもう泣かないでくれ。」


あなた「ありがと……。」


あなた「じゃぁ、仲直り……?」


トミー「そう!」


トミー「……えっ??」



私はトミーをきつく抱き締めた。


トミーはそれに負けないくらい抱きしめてきた



あなた「痛いよぉ笑」


トミー「好きだよ」

トミー「これからもずっと」


あなた「私も。大好きだよ」




喧嘩の後のキスは涙で少し暖かかった






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