室「んー、じゃあ飲むか()」
『何言うてんねん』
『こんな昼から飲むわけないやん笑』
室「嘘やってw」
『室最近忙しいんちゃう?舞台もあって』
室「俺よりあなたの方が忙しんちゃう?全国ツアーもあったやろ」
『活動休止中ですけど』
室「あ、」
『最近物忘れが酷いんすか?じじい笑』
室「じじい言うなや」
室「てか、活動休止の真相を聞くんやった」
『そーいや言ってへんかったわ』
室「なんやねん笑」
『まぁさ、〜〜〜〜〜〜〜てきな?』
室「いや、そんな軽い感じで言われても()」
『まぁ、ええやん?笑暗く言ってもしゃーなしやで』
室「そっかー、」
はぁ、
自分弱いなぁー、笑
人には話すくせに自分ではなんも動かへんやん
『あぁぁ!もう!!』
室「え、急に何?」
『マスター!ビール!』
室「え、昼から飲まないんやないん?」
『ええから室!付き合え!』
室「室言うなって笑ええけど笑」
ごめんなさい。
自分では何も出来ません
でも今だけでも
人に頼らせてください。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。