第7話

ダンスレッスン
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2019/05/01 13:19




明日、私達は少クラ初出演する。










そこで踊る曲の披露にむけて、




今日は、1日ぶっ通しでダンスレッスン。












そして なにわ皇子男子組 ←

やっぱり私とは、必要最低限な会話以外、喋ってくれない。











そりゃ、まだ認められてないよね。
















私は、女子。






きっと周りからは、ちゃんとついてきてくれるかって心配されるんだと思う。













でもみんなの足を引っ張ることは、絶対にしたくない。











限界までがんばるって、自分では決めてるのに。









行動に移さなきゃ、意味が無い。















このまんまじゃ、他のジャニーズさんにも迷惑かける。












仲のいいユニットでいるために、













私が変わらなきゃ。



























振付師さんにならんで、



一つ一つ、確実にダンスを覚えていく。













勿論、1年間だけじゃダンスがしっかり身についた訳でもない。






廉くんと大吾くんは、ずっと才能ありありで。





いつも置いてかれる。








でも、少しずつだけど、近づけてる気がして。





前には、振付師さんに、褒められたんだ。














諦めたらもったいないよ。そう思って。

























振付師さん「流星くんさすが!」







流星くんを見れば、














『っ、………』


















さっき覚えたはずのダンスを、キレキレに完璧に踊れてて。























プチッ …













何かが切れた。































負けたくない。











年下なんかに負けるもんか。












やってやる。
















絶対やってやる…っ 。


















振付師さん「お、あなたちゃんいいじゃん
前言ったことも直ってるよ!」







『ほんとですか 、 っ 』











こんなの大したことない。











全然だめ。















流星くんも、廉くんも、大吾くんも、




みんなもっとすごい。












それに比べて私は、全然満足いくダンスができてない。




















スタッフ「1回休憩ー 。15分後に再開ね」








大吾「はーい」





廉「大吾、流星、コンビニついてきてや」







流星「ええですよっ!」















私はついていけない。





やっぱり、嫌われてるのか、壁が確実にある。
























いや、そんなこと言ってる前に、








『すいません、
あの、さっきのとこもう1回お願いします!』









振付師さん「うん、まずここからで ……」


















例え11歳でも、





流星くんみたいに、歳なんか関係ない。





















もっと頑張りたいって思うから。











ここで諦める訳には、いかないんだ。



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