第9話

廉 side
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2019/05/03 01:12
廉 side








正直俺らは、 同じグループに女子がいるのは気に入らない。






同期で、周りのJrと比べりゃ、


あの子がどんな子かは理解してる。








人見知りが強くて、


でも歌が上手いらしくて、



努力家らしい子。











ただ、俺らが思うのは、







大吾「あの子、男子目当てで ここ来たんかな…」






流星「そしたら1年も残れないんじゃないですか?」







廉「なんか、いつか俺らの足引っ張られたら困るねん。あんま賛成できひん、あいつ」





大吾「抵抗はあるねんで俺も。」






流星「ですよね、。」










コンビニで買う物を済ませた俺らは、





レッスンルームへと向かった。














キュッ 、 キュッ …















ん?







だって今の時間は、振付師さん方も休憩で居ないはずなんに、何やっとるんや?


















大吾「なんやろ、」




















ドアの隙間から覗けば、













そこには 浦名瀬あなた の姿が 。












1人で、自主練してんねん。




ほんまに、努力家やねんなぁ、…って。












少しずつ、受け入れつつあるけど、










やっぱり、女子だから抵抗ありすぎんねんな。






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