今日は、グループ結成祝いとして、
雑誌の撮影にも呼ばれてた。
相変わらず廉くんと大吾くんは、流星くんにベタベタだから、
後ろからひっそりとついていく。
カメラマン「じゃあまず4人で笑ってー?」
男子のノリなのか、廉くん達はじゃれあってる。
おかげでみんな笑顔だったらしい。
カメラマン「じゃあ次、セクシーな感じで」
正直、こんな子供がセクシーとか大人すぎだろって思った。
でも、ここで才能出さなきゃ…
みんなに、認めてもらえない。
カメラマン「お!あなたちゃん上手じゃん!」
自己流のセクシーさではあったけど、
嬉しいことに、なんか褒められた。
そして、それと同時に集まる廉くん達の視線。
廉「すご、」
え…?
今、聞こえたかんね!?
すごって…
結構、順調じゃん。
ソロの撮影でも、
沢山褒められた。
もちろん、3人は見ていた。
でもこれだけじゃ、
たりない。
もっともっと、本気出さなきゃ。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。